お昼からの受講生が
大きな荷物を持って授業を受けにやってくる
彼女は裁縫を習った後その荷物を持ってバスでやってくるのだ
彼女は何事にもまっすぐで しっかり学びたい けど なかなか…と言う
その裁縫教室で体験教室を開いたそうだ
すると参加者がその時間内でできなかったので その授業はおかしいと抗議したらしい
3時間でできます。と言っても本当に3時間でできるのか
それはその人の経験であると思う
そのようなことは我が教室でもざらにある
習っていることが 耳の中を通り過ぎ頭の中にとどまらない。
理解が悪くなっているから自信がない。
年をとったからだ と 決定づける。
なかなか年をとると理解しようとしても すぐに 過去にこんな事があったと
頭の引き出しを出して考えるより
頭の中の引き出しに入れようとしてやっきになってしまう。
かくゆう私も同じだからよく理解ができる
でも、時間を使えばできるのだから 時間をかけて 学べば
今よりできるようになる
ここは若い人には全く理解できない。
だから 来てすぐに理解できるわけではない
ということを 理解しつつ
現実と理想のギャップを時間をかけて埋めていく作業が必要だと思う。
これは観念ではなく 30年教えてきて
諸先輩のゆっくりゆっくりと亀やカタツムリのような足取りで
年数をかけて学んでいった姿は
家や会社、地域で頼りにされている
このような人ばかりを輩出していて
時間をかければ誰でもわかるのだ
しかし、パソコン教室は10日でわかる などの簡単にできる風潮に
来たらすぐにできる と言うimageを作り上げた結果
もうだめだ
と あきらめてしまうと思う
限界は自分が決めるもの。
諸先輩の姿が物語っているから言えるのです。
少しずつ成長を重ねる教室は少ない。
だからこそ 継続して学んでほしい。
長年学んでいるといろいろな事情から
教室を休むこともあるでしょう。
でも、やめることと休むことは大きな違いがあります。
休みたくないけど 時間がない
それは 油断かもしれません
少し考えてみてみませんか。
4回のうち1回休むのであれば
長い目でみれば たいしたことはないのです
大人だって自分を成長させることが必要なんです。