遂に求めていた3500RGを手に入れた。
4DAC20BIT
ラムダSLC
これの音が聴きたかったのだ。
音は流石の4DACだ。
3500Gの完成型だ。
3500GのDACは18ビットチップ+2ビットチップ、基板上ではいかにも片チャンネル4DACに見えるが2DACなのである。
つまり4DACとはプラス極性に20ビット、マイナス極性に20ビット、左右チャンネルで4DACと言う訳なのだ。
レーザーピックアップを交換、トレイのベルト類を交換してあった。
しかし外観にちょいと違和感がある。
良く見ると三面ウッドが違う。
RGのウッドではない。
Gのウッドが付いている。
どう言う事だ?
元が割れたか傷だらけだったから、Gの物を流用したのか。
音は最高だが、CDの終番曲になると何故か音飛びする。
それが何回も繰り返される。
調整不良なのか。
ボンネットを開け中を見ても異常は見られない。
これが解消されなかったらもう一台買い、基板交換で対応するしかないのかな?
色々思い悩んだ。
中古とは言え高価な買い物だからね〜。
そして今日思い切ってラックから下ろした。
重い重い。
ボンネットを開けて中を見たがやはり異常無し。
曲送り戻しのボタンを押しながらピックアップを見ると変な音がする。
何家に引っ掛かっているのかな?
トレイを引き出しクランプを外す。
ピックアップを動かしてみる。
何かに当たる。
ピックアップのプラスティックケースが何かに当たる。
当たっているのはドライブユニットの固定ボルト部分だ。
そこには白い半円形の部品がある。
半円形の部分がピックアップ側になっていた。
ひょっとしてこれが当たって曲の最後までピックアップ出来ないのか?
試しにペンチでそれを反対側に動かしてみた。
ピックアップを動かすとその半円形の窪みにプラスティックケースがすっぽり入るじゃないか。
はは〜ん、なる程。
ドライブユニット取り付け時に、この部分の対応を忘れたんだな。
ディスクをセットして、CD末曲まで送ってみると、見事に読み取り演奏を始めた。
まあ、参ったね、一時は諦め掛けていた。
今までの修理経験が効いたね。
う〜むむむ、三面ウッドをオリジナルの物に戻したいな〜。
そうなるとドナーが必要となるが、三面ウッドが奇麗な不動品なんてあるのかな?