たまにRCAケーブルを自作したくなる時がある。
その理由は既製品が高価だからである。
既製品は確かに造作がしっかりしていて、断線の心配も無い。
一部の支那製ケーブルは、音は出るが作りが貧相だったり、素材に信頼を置けなかったりするから、必ず日本製を買う様にしたい。
そこで今回作ったのがカナレGS6シールド、OFC導体を使用したRCAケーブルである。
プラグは在庫の低価格帯の物。
プラスは半田付け、マイナスはカシメだ。
半田付けが細いので苦労する。
この苦労を少なくしようと考え出したのが、同軸アンテナケーブルを使用したRCA変換である。
アンテナケーブルでF型接栓を普通に施工し、そこに変換アダプターをねじ込み固定するのだ。
これだとかなり労力が低減出来る。
音質の劣化なんて物は無きに等しいだろう。
是非とも一度試してみたい。
アンテナケーブル用F型接栓を、RCAプラグに変換するアダプターが来たのでそれを試す。
RCAプラグを細かい作業をして失敗するより、この方が失敗せずにRCAケーブルが自作出来る。
元々RCAケーブルにはシールドケーブルが必須だし、アンテナケーブルも構造的にはシールドケーブルである。
F型接栓は半田を使わず接触が得られるので、半田嫌いのマニアには受け入れられると思う。
実は手元にPC−OCCのアンテナケーブル長尺があるのだ。
カナレのシールドケーブル長尺もある。
それを活用したい。
試聴した。
ケーブルはキョウワ製同軸アンテナケーブル。
CDプレイアーはビクターのXL−Z521。
音に広がり感が増す、低音域が深くなった。
これは良いね。
でも50センチの短い奴になったので、長くしなければ使えないな。
RCAケーブル不足の中、アンテナケーブルを転用すると、自作が失敗しない事が判明。
どうせ音声用ケーブルもアンテナケーブルと同じく、シールドケーブルを使うのだ。
ケーブルを自作し、ケーブルの種類を増やすべく、シールドケーブル用ワイアーストリッパーを購入した。
これは非常に簡単にシールドケーブルの皮むきができる。
それも規格通りに出来るのだ。
皮むきした所へ5Cの接栓を差し込み固定、ここにRCA変換プラグをねじ込み完成。
シールドアンテナケーブルに、F型接栓を挿し込む時に確実に出来る工具がある事を発見。
早速買ってしまった。
俺はまあ、時に因って工具フェチでもある。
工具があれば作業効率は高くなるし、失敗が減り、作業時間も減る。
ドライバー型で先端にネジが切ってある。
ここにF型接栓の先端ナット部をねじ込んで取り付け、ストリップしたワイアーに挿し込むのだ。