10月28日 いのちとびわ湖を放射能から守る輪主催の「原発 収束なんかしていません」の話を聞きに行ってきました。
福島県南相馬市から志賀町に避難されている青田勝彦さんといわき市に避難されているお寺のご住職でもあり長年原発に反対し運動されてきた早川篤夫雄さんの話を聞きました。
「除染は出来ない。利権が絡んでいる。 それより避難者の生活保障を!」と訴えられる青田さん。
福島では今、住民が分断されてつつある。線一本で保障されるかされないかの問題や避難すれば「逃げたのか」と長年の友人に言われたりする。
16万人の人達が避難しそのうち6万人が北海道から沖縄まで避難している。多くの人が体調を崩し関連死と見られる人は1600人にのぼり孤独死・自殺 認知症が進んだりしている。そんな中、 国や県は事故を小さく見せようとしている。青田さん自身も不眠など体調がよくないこともあるが、体験したことを一人でも多くの人に語ることを使命だと思っていると話された。
第一原発から15キロ 第二原発から5キロの所にある山間の600年続く由緒あるお寺の住職をされ、減反政策に反対し1町4反の農地から米100俵をつくり4つの障害者施設の食料に当ててこられた早川さん。1970年代には原発の危険性を訴え住民運動を起こされた。
地震が来た時 原発は大丈夫か?と不安だった。しかし何の連絡もなかった。翌日12日になって避難命令が出た。頭の中が一瞬真っ白になり座布団とポットをもって逃げたと話される早川さん。
もし今度 福井の原発や他の原発がが同じようなことになったら日本はがだめになってしまうと言われました。
以下 当日配布された沢山の資料の中の一部 ↓
進まぬ帰村
今も 福島に住み続けたいと思っている人は6割強 で3.5割の人たちは戻りたくないと言われ、その多くは若い人たちと言うことです。