緩和ケアは・・・。

2006-09-27 17:12:15 | Weblog
緩和ケアは、ターミナルケアではないとは言っても、まだまだ発展途上。
癌研に入院する人は、そもそもそんなに軽くない程度の方が多いせいもありますが、特に、患者が、ヘロヘロになってからの関わりがほとんどであるように、主人が入院していた時には、感じました。
私は、全然、抵抗はなかったのですが、「緩和は末期の人が行くところ」とエスカレーター待ちをしていた患者さんすら言っていた位で、もっと早くから、と言うより、癌と宣告されたその日から、緩和ケア・ペインクリニックの先生との関わりが、ごく自然に始まるような体制になってくれれば、良いと思っています。
我が主人も例外なく、緩和ケアに移動してから、1ヶ月で亡くなりました。
泌尿器科の病棟にずっといさせたいとも思っていましたし、主人は、とにかく治療をしたいと意欲満々。死ぬ気なんかまるでなく(というか、思いたくない)、最期まで、泌尿器科病棟に居たかったと思いますが、最期まで治療をちらつかせて居ることにも限度があり、言葉を選んで、治療をしないこと、治療の手だてがないことを本人に主治医から話して貰いました。その結果、治療・手術に向かっている人達と同じ部屋に居ることにいたたまれなくなった、主人。又、泌尿器科の個室という手もありましたが、本人の精神状態のフォローと私の精神面のフォローをよくして貰うためと、痛みのコントロールを泌尿器科の医師を通してから、話が回ってくるより、ダイレクトに緩和の先生から提案され、処置される方が、結局は本人の為になったのではないかと思っています。あくまでも我が家の場合ですが・・・。
デュロテップパッチは、当然の様に、緩和の先生が出張ってくる前に、早い内から処方され、それで充分なときに、外泊も許可され、外泊をしました。
都内ではありますが、ごく小さい私の実家の薬局でも、「需要は当然、あるよ。別に普通の常識的なものだ。」とのこと。大学病院でも処方しない、病院もあるようですねぇ。何だろう、この格差って?
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癌の痛み

2006-09-27 15:22:13 | Weblog
癌の痛みは、先生に主人がよく聞かれていましたが、「うまく言えないんだよねぇ。実際。でも超痛い」でした。
確かに眼精の腹膜炎を起こしていましたし、小さい細かい癌が腸全体にびっちりくっついてしまっており、又、いくつかの癌の固まりが腸を押し、腸閉塞を起こしていましたので、痛いに決まっており、私や、主治医に、口で言っても祖りゃぁわからないでしょう。実際には・・・。でも、超痛いだろうと言う想像は付くわけで、どの辺が痛いか位は、検査等で解るわけで、それじゃぁどうしようという事になるわけであります。
幸い、私の実家が薬局だったため、モルヒネの使用方法など、結構、素人の私にしては、わかりやすく言ってもらえたおかげもありますが、泌尿器科の先生の動向(週2回程度はカンファランスをしており、担当医師でなくても、主人の状況は解っており、治療方針も解っている)は、解っており、主治医でない先生も、気がつけばそれ相当の処置をするなり、担当医師と直ぐ連絡を取り、対処してくれていたので、それはそれは、良かったと思っています。
又、「ちょっとしたことでも、くだらないと思えることでも、黙っていないで、言って下さい。」との姿勢を貫いてくれていました。そんなことを言わなくても、我が主人は「怖い、痛い、苦しい。」をことのほか口に出すような人でしたので、ある意味、わかりやすい人だったと思います。全然我慢しないし~~。
我慢強い日本人が全く当てはまらない、患者とその連れ合いでありました。助けてほしいときは、妻である私は、助けて光線を出し続け、よその患者さんの所へ行くときでも「どうですか?」と足を止めざるを得ない状況に先生を追い込んでいました。
キャッチバーと言われるゆえんであります。
近い親族を何人か、癌で亡くしある程度は、癌患者慣れしており、癌になったらこうしようと思っていた私もそこにはいますが・・・。オロオロ光線を出すことを全く恥ずかしいと思っていない私でしたし・・・。
ETV特集も、2月に緩和ケアの特集をやっていましたが、確かに元気そうな患者さん達ばかりが出演しておりますが、癌患者さん本人、そのご家族・遺族の方も見るので、ある程度は仕方がないかなぁ?とも思っています・・・。本当にへろへろになってからでは、取材を受けられないのが実感でした。譫妄も我が主人は、最初は徐々にゆっくりでしたが、最期の10日間くらいは、結構大変でしたし・・・。
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癌研・泌尿器科の先生。

2006-09-27 11:37:51 | Weblog
亭主が亡くなってから、捻挫のため通っている接骨院の先生しか私には障られない日々。
まぁ、仕方がないですねぇ。
今までの私の人生の中で、一番のピンチの時に、力になってくれた癌研の泌尿器科の先生と、癌研入院前に通っていた、三楽病院の泌尿器科の先生は、夢にまで出てくるので、私はそう言う意味では、鬱病かも?とちょっと思っています。
ただし、そう言うときのためにかんわに入っていたメリット、カウンセリングを受けるきっかけにもなりました。(癌研のカウンセラーさんに受けています。)
我が亭主の兄弟は5人なのですが、「主治医の話は、聞いても解らないし、嫌なことは聞きたくない。」と言って、3年半、何も聞いてくれませんでした。
主人の兄だけは、「あなたからの話は聞く。」と言うことで、もっぱら、私の話だけを聞くと言う感じ。頼りになるのは、主治医と病院スタッフだけ。年中、先生を捜しているので、「キャッチバーの奥さん」として名高かったです。良いのか、悪いのか?
主治医が床屋に行ったことは解っても、主人がボランティアさんに頭を刈って貰ったことに気がつかない私って、いったい何だったのでしょうねぇ?
マッ、いっかっ
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