ちょっと今日は、朝から難しい話・・・。かな?
以前から、たまにご紹介する、とある病院の緩和ケア病棟の勤務医師(女性医師)のブログ。
http://blog.goo.ne.jp/e3693
素人では解らぬ内容の日記のこともありますが、癌患者を看取った方達には、自分の解る範囲の日記もあり、また、子育てや日常の徒然のこともあり、私は、良く拝見しています。
以前、「(癌とは限らず)終末期にある患者さん、将来は、70%以上の割合で、在宅で看取る様にする方針が、政府で方針を出し、その方向に進んでいく模様。」との情報あり。
確かに、報道機関でその件、報道されておりました。
昨日、私が買ったアエラにも、関連記事が掲載されておりました。
患者さんご本人、また、ご家族の強い意志で、在宅で看取りたい場合もあるでしょう。
そして、病状も、素人の家族と、優秀な在宅医療をなさる医療チームが配属し、何とかなる場合もありましょう。もちろん、ご家族は、それ相当のご苦労があると思いますが・・・。
ただ、我が主人の場合に関して言えば・・・。
主人は、癌性腹膜炎による腸閉塞を起こしておりました。
食事は、当然、摂れません。
水分も摂ってはいけません。(水分くらいは摂れる様、胃瘻(お腹に穴を開け、チューブを通し、外に袋を付け、飲んだものは、即、ビニールに出てくる)という措置をとって貰いましたので、最期の1ヶ月強は、水分は口から摂れましたが・・・。)
なくなる前年の7月中旬に腸閉塞を起こし、翌年(昨年ですが)3月10日に亡くなるまで、モルヒネ等の麻薬をなにがしかの形で投与されておりました。身体に貼るシールだったり、点滴だったり。
そして、食べられないので、栄養は、点滴。(8月に取り敢えずの処置で、開腹手術でバイパスを通して貰ったので、食べられる時期もありましたが・・・。まともな食事は食べられませんでした。)
麻薬のせいではないとは思いますが、病気の進行により、譫妄状態が徐々に出てきており、最期の頃は、味覚障害も出、譫妄もひどくなりました。(認知症の方が、徘徊する様な・・・。会話が成り立たなくなります。)
それでもトイレだけは行こうとし、点滴していることも忘れ、すっくと立ち上がり、トイレに行こうとします。そして、急に気を失ったりします。
下手をすれば脳挫傷で即死になってしまいます。
そんな状態で、家に帰れといわれても、無理。
主人は、そもそも、家に帰る方が不安でしたので、「病院にいさせて欲しい。」と、周囲に懇願していましたが・・・。
病状も家に帰れません。
病院でご一緒だった方も、病状が、家に帰れない方も多かった様に見受けられます。
どうにかならない物でしょうか。政府の方針。