夏の終わりに

日中はうんざりする暑さで
まだまだエアコンがなくてはバテて
動けない。がそれでも夜には
虫の声がかしましく秋に入って
いるなぁと思う。
テレビCMに、あぁいいなぁと思う
ものがある。ENEOSのCM。設定は、
夏休み、それも終盤だと思われる。
祖父の家で兄弟が虫取りに興ずる
うちに道に迷うと言う話だ。
田舎の夜は町中と違って
暗い。こどもには恐怖だろう、
兄は、泣く弟を連れ不安だろうに
「僕はお兄ちゃんだ！
泣くもんか！」と頑張る。
道の暗さのなか、兄弟の何とも言えない
可愛らしさ、そして明りが見えた
時の安堵感。何度みてもいいなぁと
思う。兄のいじらしさにホロッとし
田園風景に郷愁を感じ、何気ない
けれどホンの数分目が釘付けと
なってしまうのだ。