樫原湿原へ出かけた。
今年初である。
残念ながら、この日は、
そぼ降る雨。
傘を差しながら、木道を歩く事になった。
ノリウツギ
湿原に目をやる。
「おい、あの点々って・・・」(私)
「あ、トキソウやん。」(家内)
あちゃー、望遠レンズ持ってくれば良かったよ。
トキソウは、木道から遠い所で咲くものが殆どである。
最大ズームで、これが精いっぱいだ。
これは、パソコンで拡大したもの。
おっと、
これは木道のすぐ傍で、咲いててくれてるよ。
パシャリ
カキツバタ
この白い傘のオジサン。
トンボを見つける名人なのだ。
「ほら、あそこにハッチョウトンボ。そことそことそこにも。こっちはキイトトンボ。いっぱい隠れてますよ。」
草叢を一瞥するや否や、電光石火にトンボを発見。
次々と指を差して行く。
だが、名人ならぬ身の悲しさ。
オジサンの指さす方向を凝視しても、一匹たりとも、私には、見つけられない。
「私には、全然見えんですよ。どこ?」
「私の指先ばよく見て。ほらあそこ。」
「あ~、見えた。」
とは言え、何分、雨である。
トンボ達は葉っぱの陰に隠れている。尚且つ遠いのだ。
何枚か撮ってはみたが、しがない標準レンズでは、
もとい、私の腕では、どれこれも小さすぎて、判別できないものばかりである。
全部ボツ!!
ジュンサイの花。
中央の黄色い花のように見えるもの。
もしかしてイヌタヌキモ?
この後、天山にも登る予定の私達。
予報では、午後から雨は上がる事になっているが、
「止めとこうか。」(家内)
「異議なし!」(私)
こんなケース、
軟弱者の私達の判断が、一貫してぶれないのは、言うまでもない。