8月2日
この日もひたすら移動である。
RVパーク【のと千里浜】を早朝出発。
石川県~福井県~京都府~兵庫県と通過、岡山県真庭市まで走る。
ひたすら移動と言っても、実は福井の丸岡には立ち寄っている。
私にとって、まだ見ぬ最後の現存12天守、丸岡城を見ておきたかったからだ。
画像は、
・・・無い。
またもやSDカードの入れ忘れをやらかしたからだ。
撮ったつもりで、一枚も撮れていなかったという、雌阿寒岳の過ちが、またしても繰り返された。
言い訳を言う。
このブログに画像を貼り付けるためには、カメラからSDカードを抜き取り、PCで画像の切り取りや縮小したりする必要がある。
場合によったら、明るさの調整なども必要である。
枚数が多い時は、結構時間がかかるのだ。
なので、この編集作業だけは、その日の晩酌が終わった後に済ませておくのが、旅の間の私のルーティンとなっている。
早い話が、それをやってる時は酔っぱらっているのだ。
PCから抜き取るのを忘れてしまうのは、寧ろ必然と言ってもいい。
作業の段取りの見直しが必要のようである。
(↑ 旅が終わろうとしている今、それを言うか?)
仕方ないので、パンフレットと入場券だけでも撮っておくか。
パシャリ
・・・虚しい。
夕方、
長距離運転でヘロヘロになりながら、無事目的地に到着。
ねぐらで羽を休めるスワロー号。
ここは、RVパークゆばら湯ったり広場である。
この施設は2年前にも利用したことがある。
山間の温泉街河川敷にある、静かなRVパークである。
電源をつないで、エアコンをセットして準備完了である。
では、ひとっ風呂浴びてくるか。
RVパークの傍らには足湯がある。
『はんざき』というのは、この地に生息しているオオサンショウウオの事。
半分に裂かれても、まだ生きながらえているという生命力の強さを表現したものだ。
赤い橋の向こうが温泉街である。
河原に降りてみよう。
アヒルが道路に寝そべって、進路をふさいでいた。
ちょいとごめんよ。
間を通らせてもらうぜ。
「グアグアグア 」
さんざん文句を言われながら通る。
川面に湯気が立っている。
温泉が湧いているわけではないそうで、各旅館の温泉水が流れ込んでいるのだそうだ。
河原から温泉街に再び戻ってきた。
酒場には、もう灯りがともっている。
いいぞいいぞ。
この景色、いいだろう。
画像には見えないが、今時、射的場なんてのもあるんだから。
ここがこの日のお風呂。
湯元温泉館 600円
汗を流してさっぱりした後は、
そりゃ、吸い込まれるでしょうよ。
こういう場所ではカウンターと決めている。
カウンター席に腰掛けようとすると、
「どうぞ、そちらのテーブル席で。」
と、女将と赤シャツのオバサンが揃ってすすめる。
そう言われたら仕方ない。
おとなしくテーブル席へ座った。
それにしても、どうにもあの赤シャツが気になって仕方がない。
何はともあれ、大移動で疲れたこの日を振り返り、
ゴクゴクゴク
女将が厨房の中に引っ込んでいるので、料理を注文しようと
「あのー・・・」
と声をあげると、赤シャツが振り返り、
「うん、何?注文ですか?何にする?」
「あ、では、ゲソのから揚げと・・・」
「ハイ分かりました。ゲソと山芋のから揚げね。ママ・・・」
店員?
いやいや、なんか食ってるし、どう見たって馴染み客だ。
どうやらこの店のシステムは、ママと客の間にあの赤シャツが入るシステムらしい。
にしても、赤シャツの頭邪魔だなあ。
テレビ見にくいよ。
「おまちどおさま。」
では焼酎に切り替えて、
グビリ
「お客さんどちらから?」(赤シャツ)
「そこの河原から。」(私)
「???」
「え、あそうか。久留米から。」
どうやら、酔ったようだ。
そろそろ戻るか。
走行距離480km 累積走行距離4035km
明日は傷ついたスワロー号と共に、九州へ帰巣する。