暑いぞ、この野郎。
誰ともなしに毒づいた。
毎日毎日こうも暑けりゃ、毒づきたくもなろうってもんだ。
えーい、クソッタレ!
俺は旅に出る。止めても無駄だ。
あばよ。
「どこ行くと?」(家内)
へっ?
どこって・・・・あ、阿蘇とか。
暑いし。
「んじゃ、私も行く。」
ちゅうことで、ここである。
水源への通路に入っただけで気温が2~3度違う。
ヒャー、涼しいぜ。
ところが、
「ペット禁止だって!」(家内)
注意書きの看板にペット禁止とあった。
この気温だ。車に置いとけないし、弱ったなあ。
すると物産館のオバサンが、
「ダッコしてもらえば、よかですよ。」
ホントにい!
イレギュラーな事であろうが、助かる。
苔むす石垣の道を進む。
売店で1.8Lのペットボトルを購入。これに湧水を入れるのだ。
売店のわきに七夕の飾りがあった。
短冊を見てみると、
まったくその通りだ。
確かに、57号も俵山バイパスも寸断され、南外輪山を大きく迂回するルートで来なければ、ここにはたどり着けない。
その気持ちからだろう。
場内にある喫茶店に入ると、おねえさんが、
「道路が不便なのに、ここまで来ていただき、本当に有り難うございました。」
と丁寧にお辞儀をして挨拶してくれる。
マニュアルで言わされているのではない。心からの言葉だとすぐわかる。
あ、いや。とんでもない。
と、返すのが精いっぱいだった。
ここが白川の水源だ。
この透明度を見よ!
数ある阿蘇の水源地も場所によっては、震災以降枯れてしまったところもあると聞いた。
しかしここは、滾々と水が湧き出ていた。
神妙に水を汲んでいるオヤジがいるが、ホームレスではない。
・・・多分
水源のすぐ下は、すでにこの流れになっている。水量の多さがお分かり頂けると思う。
川の左の方、ここからも噴水のように水が噴き出している。
そろそろ、昼飯でも食おうぜ。
黙って座ればサービスだって。
ふーん。
試しに座ってみるか。
本当にきちゃったよ。
これって?
「はーい。サービスでーす。」(おばちゃん)
なんで二人なのに豆腐が4つなのかはわからぬが、文句を言う筋合いのものでもなかろう。
ダゴ汁定食と合わせて美味しくいただいた。
この後、高森経由で阿蘇一の宮へむかった。
が
ここらで、昼寝をしたくなった。
続きはまた明日。
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