見出し画像

Tシャツとサンダルの候

阿蘇烏帽子岳&杵島岳を行く


過去に経験した事が無いと言う、最大最恐の台風が過ぎ去って行った。

我が家としては、福岡に住む娘も含め、被害らしい被害は皆無だった事を報告しておきたい。

そして、目の前には、台風一過を絵にかいたような晴天が広がっている。



そうだ!

山に登ろう。


「とっとと行ってこい!」(家内)


そうさせて貰います。

ついては、どの山にしようかな。



てな訳で阿蘇である。

草千里レストハウス駐車場に車を停めて出発だ。



これから始まる乗馬のお仕事に備え、しっかりと朝食中のお馬さん達。

ちょいと前を失礼するぜ。


草原を渡り、尾根まで登って来た。

草千里を抱くように両翼を広げる烏帽子岳。

西尾根から登って行く。



尾根道は狭く、足元が見えないほど生い茂った草をかき分けて歩く。

お陰で、靴もズボンも朝露でじゅっくりだ。



ワレモコウ




山頂標識が見えてきた。




到着。




キアゲハが舞う山頂からは、




草千里の二つの池と、これから登る予定の杵島岳、




噴煙を上げる中岳火口が見える。


東尾根を下る。



オオキンカメムシ

画像では上手く捉えられていないが、虹色の光沢があり、カメムシとは言え、中々に美しい。



草千里まで降りてきた。

草千里は3万年前に形成された火口跡で、左右の池はその火口底との事。

画像左に見える小さな盛り上がりは駒立山と言い、巨大噴火の際に吹き飛ばされた溶岩ドームの痕跡らしい。



草千里から一旦レストハウスに戻る。




レストハウスの脇から、杵島岳への登山道が始まる。




サイヨウシャジン




杵島岳は山頂まで、コンクリートの道と、




石段が続く。

実に登りやすい山と言える。



おっとハンミョウだ。

別名ミチオシエ。

その名の通り、近づくと逃げて後ろを振り返るの繰り返しだ。

正しく、道案内しているかのようだ。

何か知らんが・・・


有難うよ。



ハンミョウのお陰か、道迷いもせずに無事に山頂到着。




30分もあれば、ぐるりとお鉢を廻れる。




取り敢えず、お鉢廻りしてから飯にするかな。




火山らしい赤茶けた溶岩がゴロゴロと転がる。




往生岳。

その背後には阿蘇盆地が広がる。



中岳火口と阿蘇山最高峰高岳。




反対側まで廻って来た。

そして、



ぐるりと回って、再び山頂である。

直ぐにザックを降ろす。


何しろ腹が減った。

飯だ。

カップ麺だ。







(;´Д`)



あ!!




しまった。


箸を・・・




忘れたー!!!



も、問題ない。

SOYJOYもあるし、



しっとりたまご蒸しパンだってある。

何の問題も・・・





ある!!




眼下には、草千里のレストハウスが見えているじゃないか。

さっさと降りろう。




走るように山を駆け下ったのは言うまでもない。


杵島岳山頂から30分後、

私はレストハウスのテラスにいた。


いただきまーす。


ガツガツガツ







阿蘇山は噴火警戒レベル1に下がり、火口見学ができるようになっている。

久しぶりだ。

ここまで来たら、火口は見ておかなきゃ。


中岳火口。

まだ安定期になって間がない為か、あのエメラルドグリーンの湯溜まりは見られない。



振り返ると中岳稜線が見える。


あの稜線を歩けるようになるのはいつの事だろうか。

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

最新の画像もっと見る

最近の「山を行く」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事