今回の山歩きは、
いきなり頂上直下からスタートする。
背振山頂上には、航空自衛隊のレーダー基地があり、そのすぐ傍まで車で登れるのだ。
何たって、背振山系最高峰脊振山頂上まで10分(実際は5分もかからない)なんだもん。
楽ちんが何よりである。
自衛隊の敷地と並行して石段を登って行くと、
あら、着いちゃった。
山頂である。
山頂背後には、通称メロンパンと呼ばれるレーダーが鎮座する。
博多湾を見下ろす。
今回、標高が最も高い地点から縦走をスタートし、適当な所で折り返す予定である。
いわば、山下りから始まり、折り返し地点から登り返して帰って来ると言う、誠に変則的な縦走となる。
駐車場下の広場の奥から、自然遊歩道が始まる。
暫く進むと、
今度は気象台のレーダー施設への取り付け道路に行きつく。
一旦、この舗装路を行く事になる。
この点も変則的である。
気象レーダーが見えてくる辺りで、
再び自然遊歩道へと分岐する。
よく整備された縦走路を行く。
暫く進むと脇道があり、『唐人の舞』とある。
唐人の舞。
ビューポイントらしい。
この優雅な名前が付けられた岩からは、福岡平野が一望できる。
更に先へ。
ふいに展望が開けた。
背振の山並みの連なりが見える。
縦走路は、細かいアップダウンを繰り返しながらも、少しづつ標高を下げて行く。
椎原峠通過。
椎原峠から10分程行くと、鬼ヶ鼻岩と言うビューポイントに至る。
鬼ヶ鼻岩
折角だから、登ってみた。
遠くに自衛隊のレーダーが見える。
縦走路に戻った。
岩場が現れた。
この巨岩を通り越し、
更に進む。
猟師岩山。
丁度昼時だ。
休憩するか。
昼飯にしよっと。
ズルズルズル
カップ麺を啜りながら、この先どこまで行くか考えた。
目標とするなら金山だろう。
これから金山まで行くとなると、
えーっと、、、
モグモグ
地図アプリでは、頂上滞在時間まで考慮すれば、スタート地点に戻るのは5時近くになる計算だ。
ズルズルズルー
ゴックン
止めとくか。
今回は、ここらで折り返した方がよさそうだ。
メロンパンが見える駐車場へ戻ろう。
歩きながら、一人反省会である。
ここまで、細かいアップダウンはあるものの、本格的な登りが無い分、ほぼ疲労感などは無い。
快適な稜線歩きに終始できた。
ズルしての頂上スタート大正解である。
反省点としては、縦走スタートが10時過ぎだった点だ。
次回は少なくとも1時間前にはスタートしたい。
背振では、北側の玄界灘と同時に、南側の大展望も楽しめる。
往路では見えなかった普賢岳が、帰る頃には有明海越しに姿を現してくれた。
あ、そうだ。
温泉は、どこに入ろうか。