久留米の南町に、お袋名義の土地がある。
現在、ただの空き地である。
先日、その土地のすぐ近くに住む知人から、
「江島さん、ちょっと、ご相談があるんですが。」
「何?」
「暫くの間でよかけん、息子の車を停めさせて貰えんですか。」
「あー、全然よかばい。」
元々、空き地だ。
無論、駐車料金など要らぬ。
「有り難うございます!江島さん。これ、持ってって。」
「おっと、こりゃまた・・・」
何と、こんな物貰っちゃった。
あ、違った。
これだ。
きっと、あの付近の月極駐車場代より高かったんじゃ?
気を使わなくてよかったのに。
あ、待てよ。
これって、本来お袋が貰うべきか?
いやいや、98歳のお袋に飲ませる訳にゃいかんだろう。
あの世からお迎えが来るかもしれん。
仕方ない。
俺が代わりに飲んでやるか。
ウヒヒ