例によって高良川である。
水仙が土手を飾る季節になってきた。
この時期の高良川の風物詩である。
ダイサギ&マガモ
キセキレイ
カササギ
なーんか、横目で見られているような・・・
ヒヨドリ
モズ
群れから離れ、デート中のスズメ2羽。
高良川に恋の季節が訪れたようだ。
恋の季節と言えば、
この後私は、微笑ましいプロポーズの現場に遭遇する。
小枝に止まるカワセミ。
餌を捕る素振りも見せず、程なく上流側に飛び立ってしまった。
カメラを肩に担ぎなおし、慌てて追いかけていくと、止まったと思しき所には、バズーカを抱えたオジサンがいた。
対岸からは、カワセミらしき囀りが、うるさいほど聞こえてくる。
「(カワセミが)鳴いとりますね。」(私)
「向こう岸に3羽おっです(います)。」(オジサン)
「あ、雌ですか。」
「まだわっか(若い)雌ですね。その左右に、雄がおっでしょうが。」
「えーっと、全然見つけきらん。」
「そこそこ、枝の後ろ。」
「あ、これか。」
「もう一羽はこっち。雌の左の方。」
「どこどこ?」
「おいの指の方向、、、ほら。」
「みっけ。いつもここにいる、白髭が立派なヤツですね。」
「ここの縄張りの主やもんね。」
「ハイハイ。え?するってえと・・・」
縄張り意識が強いカワセミ。
2メートル程の距離に、3羽もいるってことは、
「ペアリングですよ。」
「なるほど。2羽で女の子にプロポーズ中ですか。」
果たして、どちらの雄が、プロポーズに成功するのか。
と、
唐突に合意がなされたらしい。
選ばれたのは、このシロヒゲだった。
雌が上流の方へ飛んで行くや、それを追いかけていくシロヒゲ。
そして、その2羽を追いかけるジジイ2人。
アタフタ、アタフタ
ところが、50m程先にいたのはシロヒゲの一羽だけ。
あれ、お前一人か?
かわい子ちゃん、どこ行った?
『・・・・・・』
・・・フラれたか。