福岡県地方は、ソメイヨシノが見頃を迎えている。
「桜、見に行こうか。」
向かった先は流川の桜並木。
巨瀬川に架かる流川橋を中心に、東西2km、約1000本の桜が立ち並ぶ並木道である。
因みに流川とは、この辺りの地名の事なんだそうだ。
流川橋の直ぐ近くに、専用の駐車場がある。
車を停めて、土手に上がってみると・・・
そこは、桜のトンネルだった。
正に見頃である。
おや?
桜が舞い散る小径を、可愛らしい集団がこちらの方に向かってくる。
「こんにちはー!」(子供達)
ハイハイ、こんにちは。
お散歩かな?
ここが折り返し地点。
流川橋方向に折り返す。
中間地点の流川橋のたもとには、手作りの物産を売るテントがある。
こういうものに、滅法弱い家内。
何やらかんやら買い込んでいる。
「ほら、桜並木の下で買った桜餅。」
ふん。
安易なヤツだ。
見事と言うしかない。
こちらが西の終点。
流川橋までの戻りは、河原に降りて歩いてみよう。
また違った景色が見られるに違いない。
河原を行く者を拒絶するかのように、腕を広げて通せんぼをする桜。
広げた腕の下を、身を屈めながら通り抜ける。
日当たりが違うのか、こちらの斜面はさまざまな色で賑やかである。
キツネノボタンは至る所に。
オドリコソウも。
ムスカリなんてのも。
カキドオシ。
流川の桜並木。
昭和4年、浮羽~日田間の鉄道開通記念に造られた並木道なんだそう。
桜の一本一本が、樹齢を重ねてどれも立派である。
ここも、また訪れたいスポットになった。