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Tシャツとサンダルの候

南の島を行く 6日目


5月13日


旅行ガイドブックに、開店と同時に行列が出来る豆腐専門店の事が載っている。

開店時間とは早朝の6時半の事。


面白い。

そうとなれば、朝飯は決まった。



こんな人家とてない未舗装の田舎道を、ナビは指し示す。

穴ぼこにタイヤを取られながら進んでいくと、やがて一点の灯りが見えてくる。



目指したのはここ。




純然たる豆腐屋さんである。




工房前の開け放たれたテラスが食堂だ。

雨が降ってるせいか、ガイドブックに書かれているような行列などはない。

開店と同時に、


「お好きな席にどうぞー。」



私の注文はゆし豆腐そば。


「最初はそのまま豆腐だけを食べて下さい。その後は・・・」


テーブルに備え付けの醤油や自家製味噌で、自分なりの味付けを楽しむというシステムらしい。



では、



ツルリン



あー、なるほど。

優しい味だ。



二口目からは、追加注文のアーサーも麺に絡め、少し塩を振って味を調整。


ズルル、ズルズルズルル


あー、うめえ。



そんでもって、次は醤油をたらり。


これは、もっと良い。



最後は味噌を溶き入れて。


これは、もっともっと良い!

豆腐の美味しい食べ方を、教えて貰った気がした。



人気の訳がよく分った。



最後の目的地、宮古島へのフライトまで少し時間がある。

最後に幾つか訪ねてみた。



桃林寺。

八重山最古の寺院であり、日本最南端の寺でもある。



山門には琉球最古の仁王像。




赤瓦の本堂。




寺に隣接する権現堂。

国の重要文化財である。











移動



御神崎(うがんざき)灯台




荒々しい絶壁の上に立つ。



そろそろ時間だ。

空港へ急ごう。



途中、

またもやシロハラクイナの道路横断に出くわす。

実は西表島でも道路を歩く姿を見ている。

これではシロハラクイナが心配である。

八重山諸島の警察署長に進言したい。

是非、彼らを対象として、交通安全教室の開催はいかがだろうか。


私達が搭乗する飛行機はこれだ。

久々のプロペラ機である。

ルーフまでが近すぎて、操縦席の上に何やら擦り傷が見えたりする。


だ、大丈夫か!


そんな私の不安をよそに、プロペラ機は空中分解する事もなく、30分で無事に宮古島へ着陸した。




そんなこんなで、宮古の夜である。



海ぶどう



たまにはお肉もね。

宮古牛のステーキだ。




明日は旅の最終日だ。

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