旅行している間、ウメは博多に住む次女に預かって貰った。
娘の休みに合わせた為、預けた日から今日まで、都合25日も預けてしまった。
ウメを我が家に連れて帰った時、私達の旅は終わる。
娘が休みの今日、早速ウメを迎えに行った。
娘の部屋に入ると、ウメ用グッズがやたらと増えている。
なかんづく、これだ。
きっと仕事の休憩時間中、ウメの様子を見守っていたに違いない。
「ウメがいないと必要ないけん、持って帰って。」(娘)
「確かに。」(私)
娘よ、世話をかけた。
んじゃ、帰るぞウメ。
ブイーーーン
「着いたぞ、ウメ。」
「フニャー」
しばらく我が家の各所をパトロールするウメ。
長いこと居なかったんだから仕方ないよな。
どうだ。
不審なところはあったか?
「フニャー!」
問題ないそうだ。
パトロールが終われば、キャットタワーである。
どうやらやっと、くつろぎタイムに移行してくれたようだ。
ウメはもともと、次女がレスキューした猫。
家族の中でも殊の外、次女になついている。
とは言えである。
猫は環境が変わるのを極端に嫌う。
車での移動も恐怖でしかない。
俺らの勝手な都合で、余計なストレスをかけてしまったな。
ごめんよ、ウメ。