先日の偏平足用インナーソウルを試すために、少しまとまった距離を歩いてみたい。
「釈迦岳と御前岳に登って来る。ついでにあれとあれば買ってくる。」(私)
「おう。行ってこい。」(家内)
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ところが、登山口に着いて車を降りると、台風並みの猛烈な風である。
登山道を少し歩く間に、被っていたキャップが遥か彼方に飛ばされてしまった。
ポキ
心が折れる音がした。
これじゃ、御前岳から釈迦岳への稜線歩きが思いやられる。
やーめた。
山登りは3分で終了である。
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こうなったらせめて、あれとあれを買って帰らねばならぬ。
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かに漬けゲット!
塩分過剰摂取間違いなしの一品だ。
筑後地方では『がん漬け』が正しい呼び方である。
がん漬けは沢蟹に限る。
中でもここで売るがん漬けが一番のお気に入りだ。
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矢部から日向神ダム湖まで来ると、こんな看板が立っている。
世界最大級のハート岩
とは、
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これである。
ハートと言うか、初心者マークと言うか。
そう言えば、この道を数えきれない程通っているのに、未だに有名な蹴洞岩(けほぎいわ) を見た事がない。
山登りの埋め合わせに行ってみるか。
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日向神ダムを渡り、
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トンネルを抜け、車一台がやっとという細い道を進んで行く。
対向車が来たらアウトである。
どちらかが数100mバックするしかない。
蹴洞岩はどこだ?
通り過ぎてはいないだろうか?
いい加減心細くなった。
少し道幅が広くなっている場所があったので、辺りを探そうと、車から降りてみた。
すると、
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なんと、それは目の前に聳え立っていた。
蹴洞岩だ。
神馬が蹴り飛ばして開けたと言う穴もちゃんとある。
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ワーイ
やっと見れたぜ!
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おっと、長居は無用だ。
車が来る前に、とっとと引き返して国道に戻ろう。
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黒木町まで戻ってきた。
立ち寄ったのはここだ。
ご飯を食べる為ではない。
ここに、あれとあれのあれがあるのだ。
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あれである。
普通の梅干しの3倍はあろうか。
南高梅梅干しゲット!
山には登れなかったが、今日は蹴洞岩を見に来た事にしよっと。
あれとあれも買えたし。
インナーソウルの試し歩きは、また今度である。