まだ、干潟公園にいる。
野鳥を撮影するのを諦め、家内がいる所まで戻ってみた。
すると、、、義姉がいない。
「あれ?まだ戻っとらんと?」(私)
「どこにおるか分からん。」(家内)
干潟堤防の端の方に行くような事は、言っていたようだが・・・
義姉が行ったであろう方向を見やるも、遠すぎて良く分からない。
おまけに義姉のスマホの調子が悪く、電話も繋がらないときた。
弱ったなあ。
そうだ!
あれがあるじゃないか。
展望所に設置された野鳥観察用の望遠鏡だ。
本来の海ではなく、真横に望遠鏡を向け、野鳥ならぬ行方不明のオバサン捜索だ。
「あ、いた!こっちに帰ってきとる。オーーイ!」
望遠鏡とは、行方不明者捜索にも約立つものらしい。
「ホントにもう。いつまでも帰ってこんで!」(家内)
「そげん言わんといてやん。」(義姉)
「まあ、まあ。それより飯食いに行こう。佐賀市内に行こうか。」(私)
「なら、佐賀城に行ってみたい!」(義姉)
鍋島直正公の銅像が建つNHK前の無料駐車場。
鯱の門
今年の2月に訪れたばかりである。
歴史的価値がある石垣である。
・・・ったく。
こんな事、止めろよ。
復元された本丸御殿。
観覧無料である。
モニターの前に立つと、鎧武者や裃を着けた侍、或いはお姫様に変身できる。
前回来た際にもやってみたが、
「もう一遍やってみよっと。」
あのねえ・・・
なんでヤツが鎧武者で、俺がお姫様なんだ?
AIは瞬時に家内の凶暴な性格と、私の温厚な性格とを見抜いたに違いない。
いずれにせよ、これが生まれて初めての私の女装姿である。
バーチャルだけどね。
さて昼飯である。
前回佐賀城に来た際も、ここで食ったっけ。
注文したのは、
「鴨南蛮蕎麦でーす。」
鴨南蛮には珍しい薄めの出汁である。
ネギに焼き目が欲しいところだが、
ズルズルズルーー
うん。
旨けりゃこれもありだ。
「まったくもう。電話まで調子が悪かけん、連絡も取れんやったやんね。」(家内)
まだ詰ってるよ。