10日の続き
時間を潰すというのは、中々に難しい。
結局、7時過ぎには舞鶴港で待機する事にした。
出港前の時間を、クーラーのきいた乗船待合室で待つ。
前日の不眠も手伝ってか、すぐにコックリコックリだ。
寝よっと。
zzzz
眠りについた途端、
「何ゆうてんねん、あんた。ぎゃははは!!」
「せやかて、そうやろ。ガハハハ!!」
関西弁を話すオバチャン達の、やたらと感嘆符が付くけたたましい話し声に起こされた。
どうやらオバチャン達のお話は、乗船まで終わりそうにないようだ。
場所を変えて、車の中で待つ事にする。
23時30分頃から、いよいよ乗船開始だ。
待ってたぜ。
後5分待たされたら、あまりの眠さで意識を失う所だったよ。
部屋に着くなり、先ずはのどを潤す。
ゴクリ
長い一日が終わった。
おやすみなさーい。
11日
前日、
気を失いかける程眠かったのに、
ビール飲んだら、瞬時に爆睡したのに、
ちゃんと6時前に目が覚める私。
歳をとったと思う瞬間である。
展望デッキにて。
日本海をひた走るフェリー。
エントランスホール
お昼は鯖街道で買っていたこれ。
鯖好きには堪らない一品である。
モグモグ
美味しゅうございます。
やっぱ、間違いないね。
久々に、電話もネットもない環境に身を置いた。
こんな時こそ、文庫本を引っ張り出して読むのがいい。
こんなに集中して読んだのは、何時以来だろう。
あっという間に読み終えてしまった。
文庫本を読み終えた後は、テラスでコーヒータイム。
贅沢な時間と言うしかない。
風呂。
そういえば、大阪までのフェリーでの事。
フェリーの湯船に浸かっていたら、インド人らしき、、、
いや、彼がインド人かどうかは知らぬ。
私の目から見たらインド人に見える若者がお風呂に入ってきた。
見れば、水着を履いたままである。
彼は入口から真直ぐに、洗い場に腰かけた。
「君君、あー、日本では、お風呂はフルチンで・・・」
と言いかけたら、
インド人に見える彼は、電光石火その水着を降ろし、
これまた電光石火我が身を洗い、シャワーを浴び、
湯船にも浸からず、電光石火更衣室へと戻って行ったのだ。
あっけにとられる、私を含めたオッサン達。
その手際の良さたるや、もはや達人である。
名人芸と言ってもいい。
てな事を思い出す。
定刻に小樽港到着。
北の大地の街灯りが見えてきた。
小樽港から、真直ぐに道の駅スペースアップルよいちへ。
wifi良
これから、北の大地の旅が始まる。
先ずは積丹半島である。
走行距離22km
累積走行距離360km