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Tシャツとサンダルの候

神威岬~鰊御殿~神仙沼~大湯沼~余市蒸留所

 

7月12日

北の大地への旅の始まりである。

今日は積丹半島を主に見て回る。

島武意海岸。

 

怪しげなトンネルを抜けると、

 

真っ青な積丹ブルーに出会えるはずだったが、生憎とこの日は、小雨交じりの天気である。 

しかたあるまい。

あるがままを受け入れるのも旅なのだ。

島武意灯台

 

場所を神威岬に移す。

あの丘を越えて行くらしい。 

アカツメグサ

 

ツリガネニンジン

 

ここから先は、昔は女人禁制であったのだそうだ。

近頃の神様は、随分と鷹揚になったらしい。 

岬の先端まで、木道が整備されている。

 

ハマヒルガオ

 

ハマフウロ?

 

灯台が見えてきた。

 

神威岬突端。

海底に僅かばかりの積丹ブルーの痕跡が見える。

晴れた日の、素晴らしい景観を確信した。 

積丹半島を振り返る。

雲海に浮かぶ山々が見える。


積丹半島を南下。 

鰊御殿とまり

旧川村家番屋と旧武井家客殿とが移築復元されている。 

座敷部分は親方と家族の住宅兼帳場。

建物の大半を占める。 

土間に設けられた僅かばかりの板張りのスペースが、出稼ぎ漁師達の生活空間である。

このスペースに数十人が雑魚寝をしていたそうだ。

飯炊き女の人形。

ここで私の頭の中は、北原ミレイの歌声が響き渡る。


ごめが鳴くから 鰊が来るとお~~~ ♬

あかーい筒袖のヤン衆がさーわぐ~~~♬


の一節が、ここを離れるまで、エンドレスで繰り返されるのだ。




次は神仙沼へ。

 

木道を暫く行くと、湿地帯に出る。

 

エゾゼンテイカ

ニッコウキスゲをここではこう呼ぶのだそうだ。 

ヒオウギアヤメ

 

ワタスゲが風にそよいでいる。

この他、トキソウもあちこちに見受けられた。

九州で見るそれとは、色合いも派手だし、やや大きめである。

残念ながら、どれもピンボケで、ここに掲載するような写真は無い。 

神仙沼。

神秘的な青色をした沼なんだそうだが・・・

天気のバカ!

あるがままを受け入れると言った割には、いつまでも繰り言を言っている。 

大湯沼。

毎分1000㍑もの熱湯が湧出している沼。 

ここは温泉館も併設している。

入らない訳にはいかんだろう。

750円とちとお高いが、白濁の硫黄泉を楽しめる。

湯船に浸かった後に、タオルを脱衣場に置き忘れているのに気づく。

ずぶ濡れで自分のロッカーまで戻るのも気が引けるし、そのまま手で体を洗う羽目に。

それにしても、風呂場でタオルを手に持たないのが、これほど違和感があるとは初めて知った。

前回の投稿で、フェリーでのインド人の若者を茶化したばかりなのに、

私こそ随分と滑稽な姿である。

最後はここ。

ニッカウヰスキー余市蒸留所。

前回訪問の折に、施設は見て回っているので、

マッサンとリタの物語 ニッカウヰスキー余市蒸留所 - Tシャツとサンダルの候

目指すのは一箇所だけである。

ま、買い物なんだけどね。

 

余市でしか買えない、3種の余市と余市と余市を買うのが、この旅の大きなテーマだったのだ。

テーマをいきなり達成してしまった。


夕方、同じく北海道を車中泊旅行をしていて、その旅を終えようとしている義兄夫婦と道の駅よいちで合流。

駅前の居酒屋で軽く一杯やった後、車の中で続きの宴会となる。

色々とアドバイスを受けたり、車中泊のガイドブック(近頃はこんなものがあるらしい)を貸して貰ったりした。

サンキュウー



この日の走行距離205km 累積走行距離543km

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