日曜日
雲一つ無い快晴である。
なのに、何もする事がない。
こんな時、久留米には便利な場所がある。
久留米人の憩いの場所、石橋文化センターである。
ブリヂストンの創業者石橋正二郎が、久留米市に残した総合文化施設だ。
季節毎に様々な花が咲き誇る。
現在、チューリップが見頃を迎えている。
「シジュウカラみっけ!」(家内)
「この上なく、枝が邪魔!」(私)
ムクドリ
その点、地べたに降りてくれる鳥はいい。
シロハラ
こちらは図書館。
図書館と言えば、コロナで中断していた家内のボランティア活動(読み聞かせ)が、もうすぐ再開するらしい。
池の畔に来た。
何やらバズーカ軍団が、ある一点にレンズを向けている。
シチュエーションから言ってカワセミに違いない。
目をこらすも、どこにそれがいるのか見つけられないでいると、
「飛んだ!」
一匹のカワセミが池に飛び込み、すぐさま水中から枝に飛び移るのが見えた。
私も急いでレンズを向ける。
とは言え、
私の手持ちはバズーカ砲ならぬ、ただのしがないヘッポコレンズ。
最大ズームで撮った画像を、パソコンで更に拡大してこれである。
よく見ると、嘴に小魚を咥えている。
周りのバードウオッチャーの会話から、どうやらこれは雄のようである。
程なく別の枝に飛び移り、そこには雌のカワセミがいる事に気づく。
やおら雄は、捕った獲物を雌にプレゼント。
相方が喜んだのを見て満足したのか、また仕事場へと戻る雄。
どこの世界も、雄は大変である。
ハクセキレイ
何故かカメラを構えた私の方に寄ってくる。
お前は良いやつだねえ。
自分から近寄ってくれるなんて。
白鳥
噴水が上がりだした頃、場所を移動する。
耳納連山の山懐、ふれあい農業公園である。
そのまま隣接する世界ツツジセンターへ。
ここでは、久留米ツツジが5分咲きとなっていた。
電線に停まるのは、セグロセキレイだな。
温室内には、世界のツツジが咲き乱れる。
作業小屋にツバメ発見!
ヤツのお目当てはこれである。
一鉢150円、4鉢なら500円で買える色とりどりのツツジだ。
かれこれ20分は経過しているのに、まだあれこれと悩んでいる。
「おーい、まだ?飯食いに行くぞ。」