5月10日
絶好の行楽日和となった。
こんな日は、
「仙酔峡に行くぞ。」
「ほへ?」
その前にここだ。
いつもの阿蘇野草園である。
カケスみっけ。
ホオジロ
ハクセキレイ
青葉薫る5月。
葉が重なる樹上からは、複数の鳴声が聞こえて来るが、どうにも見つけられない。
やっとこさ見つけられたのが、
リュウキュウサンショウクイ
なにやら芋虫をゲット出来たようだ。
それとヤマガラだ。
これも木の実かなんかを咥えている。
ホウチャクソウ
イブキトラノオ
フタリシズカ
ナルコユリ
タイリンアオイ
ハナイカダ
カノコソウとイチモンジチョウ
もしやと期待したギンランは、残念ながら終わっていた。
一通り廻ったら、野草園のベンチに腰掛け弁当タイム。
「ぶえー、お腹一杯や。もう食えん。」
「食べんでよか。残せ!」
腹を満たせば、今日のテーマに移動である。
仙酔峡
沢山の車が止まっているものの、
「あれれ。もしかして終わり?」
「ピークは過ぎてるね。」
そんな訳である。
アップした画像は、良いとこ撮りだと、先に断っておく。
雲一つない青空。
ピークまでは10分ほどだ。
ミヤマキリシマの背後に屹立する鷲ヶ峰。
仙酔尾根。
入山規制もあって、このバカみたいにしんどい尾根を、しばらく登っていない。
そのうちまた、中岳の機嫌が悪くなるかもしれぬ。
近いうちに登っておくか。
頂上到着
眼下には阿蘇谷と外輪山が広がる。
彼方に横たわるのは九重連山だ。
目を転じれば、根子岳の尖り頭が見える。
頂上には幾つもの慰霊碑が、鷲ヶ峰に向かって立つ。
さあ、ミヤマキリシマの季節だ。
今年のくじゅうはどうだろう。
当たり年外れ年なんて、この際どうでもいい。
無事に咲いてくれさえすれば。
虫害だけはありませんように・・・