現役の頃は昼食と言えば、コンビニ弁当か外食だった。
外食だと麺類を選ぶことが多かった。
早い話が、週に最低一回は久留米ラーメンを食っていた。
ところが、リタイヤして以来、外食することが極端に少なくなった。
久々にラーメン屋の暖簾をくぐった。
以前に書いた通り、有名店には決して行かない。
ここは、私が信じる、数少ない久留米ラーメンAクラスの店の一つだ。
Aクラスのラーメンは同じ風景に見えるものだ。
ズズズ
やっぱ、んまいなあ。
この店でも、若造達が、
「替え玉頂戴。」
ったく、
替え玉って言うなよ。
『久留米ラーメン知りませーん』って大声で言ってるようなもんだぞ。
「それと小さい小飯も。」
バカタレ!小飯は小さいに決まっているではないか。
くどいにもほどがあるぞ。
以前のブログにも書いた事だが、ここの店主は客に礼を言う時、
『どうも、あたまいた』
と、頭痛にでも悩まされているような言葉を発する。
言いたいのは「ありがとうございました」だとは容易にわかる。
だが、どう転訛したらそれが「あたまいた」にまで変化するのか、皆目解らぬ。
試しに、『ありがとうございました』を早口で何回も言ってみるがいい。
どう早口で言っても『あたまいた』にはならぬ筈だ。
しかも、明瞭に、大きな声で、にこやかに発声するのだ。
あそこまで明瞭に発声してるんだから、自分でも変だと思われてる事はわかっているはずだが、
いつ来ても、誰にでも
「あたまいた。あたまいた。」
なのだ。
いや、
それを言われて、何となくほっこりしてるし、全然、いいけど。
ズズズズーーー
プアー、美味しかった。
ごちそうさーーん。
「どうも、あたまいた!」
いえ、とんでもございません。