オオムラサキが家内の足に止まると言う、折角の大チャンスを生かせず、
「グヌヌヌ」
と歯がみし、奥歯が1ミクロン程磨り減った私達。
ビジターセンターを後にして移動である。
向かった先は、
上色見熊野座神社である。
と言っても目的は、参拝でもなけりゃ、パワースポットとして有名な穿戸岩見物でもない。
ギンバイソウである。
大群落があるらしい。
ところが・・・
参道の両脇を飾っていたであろうギンバイソウの群落が、これでもかとばかりに刈り取られていた。
何たる事だ。
これが紫陽花だったら、こんなふうにしただろうか。
諦めきれずに登っていたら、拝殿近くに数株だけ、肩を寄せ合うように残っていた。
とても大群落とは言えないが、ゼロよりましだ。
・・・ったく。
移動
明神池
水底を覆い尽くす水草に花が咲いている。
明神そば
池の畔に建つ蕎麦屋さんだ。
何度か明神池には訪れているが、たまたまタイミングが合わず、一度も暖簾をくぐったことがない。
「ご注文は何にしましょう?」
「えーっとね・・・」
待つこと暫し、
「十割蕎麦の鴨せいろ、お待たせしました。」
たった100円増しで、どのメニューも十割蕎麦が選べる。
家内の注文は、
「天山蕎麦でーす。」
このビジュアル。
牛蒡の巨大さを山に見立てたのだろうか。
「ごぼう天、でけえ。イモ天かと思った。」
では鴨の出汁にくぐらせて、
ズズズ
美味しゅうございました。
萌の里
阿蘇の空に顔を向ける向日葵。
見頃を迎えている。