土曜日
久留米つつじマーチの日がやって来た。
我が家に前泊していた博多の義兄と共に、出発地点久留米中央公園へ。
3年ぶりに開催された、このウオーキングイベント。
今年は密を避けるため、一斉スタートが取りやめられ、9時から10時の間に、到着順に順次スタートとなった、
筈だが、
やはり主催者挨拶は必須らしい。
9時過ぎに到着しても、まだこの有様。
「密を避ける」はどこへやら、である。
15分程待たされ、何はともあれスタートだ。
高良川に差し掛かってきた。
ここまでくると、集団がほぐれ、自分達の歩速で歩けるようになる。
さあ、ペースを上げよう。
コースには、数カ所給水ポイントが設けてある。
高良内町給水ポイント通過。
高良内の給水ポイントから暫く行くと、髙良山の登りが始まる。
山頂が見えてきた。
森林公園売店前が、最初のチェックポイント。
ここで、ほぼ中間点だ。
ここまでは、予定通りのペースである。
チェックポイントで、スタンプを押して貰う。
これがルールだ。
森林公園を後にしたら、今度は一転、山下りが始まる。
里に下りてきた。
今回、微妙にコースが変更されている。
とは言え、分岐点毎にコースサインが置かれ、道迷いの心配はない。
柳坂曽根の櫨並木。
櫨並木を右に折れ、久大線沿いを行き、第2チェックポイントへ。
すると、
ガタンゴトン、ガタンゴトン
イエーイ!
或る列車じゃん。
今頃はオードブルが終わり、次の料理を味わっている頃かな。
道の駅久留米到着。
第2チェックポイントである。
ペッタンコ
丁度昼時だ。
腹が減った。
飯にしよう。
ズズズ、ズルズルズル
お握りとカップ麺を掻き込んだら、とっととスタートである。
太郎原(だいろばる)通過。
前方右手の墓所は、太郎原の一本杉跡。
久留米藩の刑場だった所だ。
晴れ渡る秋空。
半袖Tシャツでも、汗ばむぐらいである。
「あと3kmぐらいかね。」(私)
「あのね、20kmコースになっとるばってん、実際は23kmあるごたるよ。コースマップば見てんね。」(義兄)
「えっ!」(私)
あらゆる取説を読まない、超面倒くさがりの私だ。
事前に配布されたコースマップなど、ざっと目を通しただけ。
さあ、あと3kmだ!
と思いきや、まだ6km近く残っていようとは。
ヘナヘナヘナと、しゃがみこみたい気分である。
コースは、筑後川土手を登り、
土手から河川敷まで下り、サイクルロードに変わる。
ここまで来れば、あと少しだ。
筑後川河川敷から再び土手に登り、百年公園を抜けたら、いよいよ、ゴールは間近だ。
ゴール!!
チェックシートを提示すると、完歩証とご褒美が貰える。
ご褒美は久留米銘菓《アイス饅頭》である。
アマーーイ!
チベターーイ!
疲れた身体に染み渡るぜ。
義兄と記念撮影。
私の口がへの字になっているが、何度も言うが、別に怒ってはいない。
これでも爆笑しているのだ。
完歩証
春開催が秋となり、二日間開催も一日だけ、コース選択は2種類だけとなり、
味噌汁サービスその他も自粛。
色々と制約が多かった久留米つつじマーチだった。
来年は、いつもの久留米つつじマーチに戻って貰いたいものである。