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Tシャツとサンダルの候

KISEKIの写真展とうどん間違い

珍しくこんな都会にいる。



福岡天神である。

高校の先輩が、来月一日までアクロス福岡にて、写真展を開いているからだ。



中央公園をショートカット。

木々に覆われたビルが見えてきた。






えーっと、

場所は2Fメッセージホワイエ、てか。



ここか。

個展のタイトルは《翼のKISEKI あなたが知らなかった沖縄》

場所は沖縄。

夜間に離着陸する航空機の、軌跡だけに絞った写真展である。

90秒の時間に映り込んだ、KISEKIの世界か。

なるほど、「軌跡」と「奇跡」をかけた訳ね。


上手いやん。



部活で一個上だったこの先輩。

リタイヤ後は毎月沖縄に通い詰め、その腕を磨いてきた。

アパートまで借りてだ。

何たるのめり込み様。

何たる行動力。



個別に作品を紹介するのは差し控えたいが、贔屓目無しに、どれもこれも見事な作品ばかり。

観覧無料だ。

お近くの方は、台風の隙間を縫ってになるが、一度覗かれてみてはいかがだろう。


「良いもん見せてもろた。有り難うございました。じゃあ、頑張ってね。」

「おう、エッしゃん(←私のこと)ありがとね。」




会場をあとにすると、途端に腹が減ってきた。

博多と言えばうどんだ。

本来ならば有名店の『かろのうどん』に行きたいところだが、生憎とこの日は定休日。



渡辺通を横断し西鉄天神駅へ。




ここにしよう。




「えーっと、カツ丼とざるうどんのセットは、ざるうどんってハーフに出来る?」

「ざるうどんはハーフは出来なくて、カツ丼がハーフになります。」

「ならいいや。じゃあ、普通にカツ丼とハーフうどんのセットね。そんで丸天トッピングね。」

「はーい。ハーフうどんに丸天トッピングですね。」


こんなやりとりがあっての、



「お待たせしました。ハーフカツ丼にレギュラーサイズのうどんでーす。」

「あのねえ・・・まるっと逆だよ。」


いや待て。

今更取り替えて貰うのも何だし、

そもそも、博多うどんが食べたかったんじゃないか。


「あ、でも、これでいいよ。」

「ホントですか。ごめんなさい。」



ハーフ転じてレギュラーサイズのうどん君。

何だかバツが悪そうである。



こちらはハーフとなってしまったカツ丼君。

くさるなよ。

今日の所は先輩に免じて許してやれ。


ではでは、久しぶりの博多うどんをば。


ズズズ


コシのないうどんが、ツルっと喉を通り抜ける。

これこれ、これだよ。




寧ろこっちで良かったかも。

コメント一覧

minou_yamatai
そういえば、昔タモリが同じ事を言って、コシのないうどんの啓蒙運動をしてましたね。
概ね黙殺されてましたけどね。

「コシが無いのはうどんじゃねえ!」

なんてのを聞くと、確かにむかっ腹が立ちます。
どっちにも良さはあると思いますが、少なくとも出汁が染み込んで味わい深いのは柔らかめの方かな。
Tomi
私には腰の無いうどんじゃないと駄目です。
なんで皆腰の在るうどんが良いというんでしょうね。
さほど噛まずに飲み込めるってのがうどんの良さじゃないんでしょうか。
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