山登りを伴わないドライブは、随分久しぶりだ。
向かった先は、九州で唯一のスズラン自生地、阿蘇波野のスズラン公園である。
毎年楽しみにしている場所だ。
既に数人の見学者が来ている。
マスク、マスクと。
今や、人前でのエチケットとなったマスク。
大嫌いだが、しかたあるまい。
木段を登るとすぐに、
スズランのお出迎えだ。
今年は例年より多いのではなかろうか。
かなりの密集度で、白く小さき鈴が揺れている。
自生地に隣接して牧場がある。
放牧された赤牛達が、のんびりと草を食む。
可憐としか言いようは無い。
家内が何やら探している。
「ヒトリシズカが見つからーん。去年はこの辺にあったのにぃ。」
「こんだけスズランが多けりゃ、ヒトリシズカだって少しは遠慮するさ。」
見つからなかった花もあれば、
スズランと同じく、やたらと咲いてた花もある。
シライトソウだ。
いい匂いがするそうだ。
花を鼻に、、、、じゃなかった。
鼻を花に近づけてみる。
クンクン
あ、なるほどね。
サワオグルマソウ
オオヤマフスマ?
ニワゼキショウ
サクラソウは、この辺りにひと塊になって咲いていた。
中にはこんなのも。
スズランは十分堪能したし、そろそろ、あそこに移動すっかな。
つづく