4月、
基山の翁草に始まり、朽網わかれの山桜、二上山のアケボノツツジ、
はたまた、
雁俣山のカタクリ、明星山では金襴、そして先日の仰烏帽子山の山芍薬と、
花を目当てに、あちこちの山を歩いた。
そして今回は、城山のサクラツツジである。
誠に忙しい。
城山は、その名の通り、戦国期にこの地域を治めた、筑紫氏の山城である。
筑紫神社(筑紫氏館跡)から出発だ。
城山は、サクラツツジの北限となっている。
花崗岩を削った切り通しを過ぎると、サクラツツジポイントのポイントだ。
登山道右側に、可憐な白い花が咲いている筈なのだが・・・
あらら、咲いていないか。
?
にしても、様子が変である。
第一、遅かったのなら、地面に落ちた花びらが残ってなきゃおかしい。
そもそも、この若木ではなく、もっと背が高かった筈・・・
以前の画像がこれである↓
(2019年撮影 明らかに高さが違う)
下を見ると、切り株(写すのを忘れた)が二つ残っていた。
もしかしたら、枯れてしまったのではなかろうか。
残された若木も弱ってしまって、花を咲かせる事が出来ない・・・とか。
うーん
腕を組んで唸るしかない。
大手曲輪跡
亀石。
家内が後ろで、何やらブツブツ言っている。
「イテテ。ラジオ体操ば二日続けたら、足が筋肉痛になったよ。」
「・・・その情報は要らない。」
勝尾城主郭跡。
山頂だ。
物見岩。
去年同時期に登った時は、満開の三つ葉ツツジだったが、今年は何もかもが早い。
完全に終わっていた。
「何かつまらん。」(家内)
「言うな!」(私)
饅頭でも食べるとするか。
パクリ
一息ついたら、
「降りるぞ。」
「ふにゃー」
筑紫神社まで降りてきた。
せめて、見頃となっている神社のツツジを楽しむとしようか。
ホウチャクソウ
金襴
例年だと、山頂の三つ葉ツツジとサクラツツジは、開花時期がほぼ重なっていた。
なのに、三つ葉ツツジは終わって、サクラツツジは蕾すら出ていないのは・・・
切り株の件もある。
心配である。