暇である。
過ごしやすくなったと言うのに、どうにも暇である。
「どっか行くぞ。」
「どこにね。」
「そうさなあ。」
いつもの会話の後、呑気にYouTubeを見て考える。
「ここは?」
「ふーん」
まことに身軽である。
最初にやって来たのは、いつもの野草園である。
早速、森の中をブラブラと散策だ。
オオマルバノテンニンソウ
キバナアキギリ
ハガクレツリフネ
マヤランが、まだ咲いていた。
念のため、後でビジターセンターの職員に画像を見て貰うと、
「これって?」
「マヤランですね。へえー、まだありましたか。」
豪快に白飛びしてしまった。
判別が難しいが、エゾビタキって事にしとこう。
こちらをじっとみているのは、
イカルだ。
今回、
「そうさなあ」と言いながら、youtubeを見て思いついたのが、
波野の蕎麦畑である。
本来なら白い蕎麦の花が、一面を覆っている筈が・・・
どうやら今回も、時機を逸してしまったようだ。
イチモンジチョウ
上空にはノスリの姿。
次の目的地への途中、鞠智城の前を通りかかる。
時間に縛りもなし、久しぶりに立ち寄ってみた。
復元された鞠智城
城の内部。
比較的過ごしやすくなったとは言え、まだまだ十分過ぎるほど暑い。
少しクールダウンさせよう。
場内にあるカフェ。
和栗スイーツが有名らしい。
ムフ
今回のもう一つの目的地が、
ここだ。
岩隈山の切り通しだ。
30mはあろうか。
垂直の岩壁が両側に迫る。
用途が良く分からないが、切り通しの左右に複数ある横穴。
かつては88体あったとされる石仏。
よく分からないと言えば、
現地の説明板に依ると、ここに石仏が置かれたのは大正年間。
ところが、
ネットで調べた限りでは、切り通しが掘られたのは昭和初期なのだ。
この矛盾をどう理解すれば良いのか。