3月14日㈮
御立岬公園の河津桜を楽しんだ後、日奈久へ向かいました。
肉離れで負傷したオジサンの希望で半月ぶりの♨は
今年1月、日奈久温泉神社を訪れた時に入れなかった「旅館幸ヶ丘」にリベンジ!
(名前は旅館ですが現在は泊まれず立ち寄り湯のみです)
今回こそはと・・・駐車場に車を停め玄関に行くと・・・
前回同様「12時から13時半まで外出中」の張り紙にガ~ン😨
諦めて帰ろうとするとナイスタイミングで旅館の方が帰って来られ入ることができました。
外観は撮り忘れましたが昭和レトロな旅館ガラス戸を開けると微かに♨の硫黄臭
中は吹き抜けで外観からは想像できない広さで圧倒されました。
(許可を得て写真を撮らせてもらいました)

入り口のガラス戸に貼られていた張り紙を持ったオーナー
10時から営業(火曜定休)で毎日昼間は食事休憩で留守するそうで
私達が訪れるタイミングが悪かったんですネ(笑)
昭和32年に建てられた旅館だそうで・・・・
温泉へ向かう床は桜材と石(?)がデザインされたモダンなデザイン

天井や壁、階段なども良い雰囲気でしたョ~
休憩所から見える窓も良い雰囲気

休憩所の直ぐ横が男湯

「全裸御休憩お断り」が目につき思わず撮りました
洗面台のタイルも当時のままでしょうか?

休憩所にドライヤーが一台だけあり男女兼用のようです。
設備の説明を受け入浴料(一人500円)を支払い、奥にある女湯へ
4畳半ほどの脱衣場の先にある浴場

5~6人入るといっぱいになる広さですが貸し切りなのでゆっくりは入れました。
湯口からは勢いよく流れる湯 ほのかな硫黄臭もうたまりません

44℃ほどの熱めですがこの日は少し肌寒く慣れると適温に感じ
今まで入った温泉の中でも三本の指に入るほどの泉質
日奈久温泉で源泉を調整しないまま入れるのはココだけだそうです。
洗い場の蛇口も年季が入ってます(笑)

シャワーヘッドは新しくお湯はもちろん♨
10時からの営業で(今日は私達が初めての客でしたが)
午前中に一人でも入浴客がいた場合は午後の営業前に掃除をされるそうで
設備は古いけれど掃除が行き届いているのに納得しました。
女湯は小さめでしたが・・・男湯は明るく
脱衣場と浴場は壁も仕切りも無く余計に広さを感じます。

浴槽の床は大理石ようなタイルだとオジサン
湯口側の浴槽は深く肩までゆっくり浸かれ、左手の出っ張った浴槽は30㎝ほどのだそう
鯉の口から勢いよく流れる湯

タンクなどに貯めない自家源泉なので、そのまま湯口から出てくる100%温泉を
貸し切りで独り占めしたオジサンは大満足のようでした。
(写真を撮った私も男になって入りたい😍 )
湯上りにもオーナーの方に色々話を聞かせてもらいましたが・・・・
昭和32年に作られた旅館は先代のこだわりで当時主流だったコンクリートではなく
木造建築にされたそうで当時は日奈久温泉はとても賑わっていたそうです。
家庭のお風呂ぐらいの大きさの家族湯も・・・(もちろん現在も使えます)

この湯口はTV番組「マツコの知らない世界」の湯口マニアで紹介されたとか?
ずいぶん前ですが地元新聞や雑誌などにも紹介されているようで置いてありました。
本物の温泉好きには有名らしく知る人ぞ知る♨のようです。
話好きのオーナーは日奈久が栄えていた頃の話など興味ある話から
分家本家の話や自分の病気など温泉に関係ないことまで次々に話され・・・
湯上り後に30分ほど聞きながら帰りの時間が気になりハラハラでした(笑)
そんな中でもやはり♨の話が一番熱い!
冬は利用者も多いが夏は客足もぱったりで(湯温が高いのが理由)
「赤字でも守らなければ」と自家源泉・純粋♨に対する誇りみたいなものを感じました。
熊本市内からは1時間半、そう度々は来れませんが・・・
「湯量豊富な良質な温泉と昭和の雰囲気を残して欲しいネ」
「また来よう~」とオジサンと日奈久を後にしました。