「文化センターでイベントやってるよ。」
「ふーん。どうせやる事ないし、チョロッと行くか。」
久留米市民の合い言葉、
『やる事ないなら文化センター』(←嘘である)の発動だ。
坂本繁二郎アトリエ。
八女市内にあったアトリエを、そのまま移設している。
普段なら室内は立入禁止だが、この期間だけは一般開放となっていた。
アトリエは、吹き抜けの片側壁全面がガラス窓。
とても明るい空間となっている。
繁二郎愛用のイーゼル。
文化センターの紅葉は、今が見頃となっている。
アトリみっけ。
久留米市美術館
久留米が生んだ二大画家、青木繁と坂本繁二郎の『ふたつの旅』が開催されている。
よく見ると、『本日入館無料』の文字が。
「入ろう!」
そんな家内の提案に、激しく同意したのは言うまでもない。
無料ではあるが、展示内容はこれまで見た中で、一番の充実ぶりである。
代表作を含め、数多くの作品が出品されていた。
美術館から出たら、何やら管楽器の音色が聞こえてきた。
丁度、和庭園で水上コンサートが始まっていたのだ。
オーボエ、ピアノ、打楽器のアンサンブル演奏だ。
30分ほどのステージとの事。
絵画に音楽、芸術の秋コンプリートである。
対岸で演奏に聴き入る親子連れ。
相変わらずアオサギ先輩は、こんなに人が近寄っても、身じろぎもしない。
一方こちらは、鯉に餌をやる少女に近寄り、おこぼれを狙う鳩。
文化センターの鳥達は肝が据わっているのだ。
30分のコンサートが終わり、
「喉が渇いた。コーヒー飲むぞ。」
庭園に隣接する楽水亭へ。
何だか甘いものが欲しくなった私は、レアチーズタルトのセット。
フフフ
何か問題でも?
ケーキを崩さないように、フィルムを慎重に剥がし・・・
「貰うぞ!」(家内)
あ"あ"!!
な、
なにすっだー!!!