
世界は広い。まるでリゾートホテルのような刑務所があるかと思えば、スラム街よりもひどい劣悪な環境の刑務所もある。南米、エルサルバドルにある刑務所、というか拘置所なのだが、元々ここは一時的に72時間だけ、ギャングを拘置する為に作られた施設だ。
ところが、15.7平方メートルというたたみ10畳よりも狭い部屋に30人以上ものギャングたちが押し込められ、72時間のはずが、1年以上ここに留まっているものもいるという。
ここにいるのは、長年抗争を続けていた2大勢力、マラ・サルヴァトルチャ(MS-13)や18番街(M18)の元ギャングたちばかりだが、拘置所内は悪臭がひどく、ギャングたちの体温で蒸し暑く、温度は40度近く。病気も蔓延しているという。






この拘置所の存在はこれまで公になっていなかったが、今回VICEの記者が取材を行い、明るみになったという。
エルサルバドルは米国西海岸から流れてきたギャングが住み着いて抗争が絶えなかった。世界で2番目に殺人事件発生率が高かったのはこの「M18」と「MS-13」との抗争が原因とされていた。
ギャングケージと呼ばれるこの檻は、さすがにギャングのチームごとに分けられている。この2ちームは、2012年休戦条約を結んでおり、1日50件以上もあった殺人事件も徐々に減ってきているという。








ギャングらはこの劣悪な環境の改善を求めているが、専門家らはこの休戦条約がいつ反故されるかわからないとし、依然警戒態勢のままである。
via:dailymail
こちらの映像は、エルサルバドルにある刑務所をBBCが取材したもの。
El Salvador prison story Part 3

☆みんな意外と健康そうやん!