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今NASAが実験しているドローンは、100機を超える群れ(スワーム)で運用される昆虫型で「CICADA(セミ)」という。
NASAラングレー研究所が4月28日に投稿した動画には、「HIVE」という母艦ドローンから紙吹雪のように降ってくる小型のドローンが映し出されている。
4つのプロペラで勇ましく空へ飛び立ったHIVEから小型ドローンが出撃。大空を飛び回る! ――かと思いきや、ボタボタと落ちてくる。
一体何をやっているのか?
It's Raining Drones! NASA drops 100 drones tiny enough to fit in your hand
使い捨てセミ型ドローン
Close-in Convert Autonomous Disposable Aircraft(近接変換自律型使い捨て航空機)の頭文字からとったCICADAは「セミ」という意味で、米海軍研究所で開発された。
さまざまな機器を搭載しており、空から落下する間、各機がネットワークを形成して、気圧・風速・気温といったデータを計測することができる。
そのコンセプトは、大量にばらまいて使用する、低コストでGPS対応型の使い捨てエアビークルである。
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母艦となるHIVEは巣という意味。一度に20機のCICADAを搭載して、空中まで運ぶことができる。
地上に落下した機体はひとつひとつ回収しなければならないが、発見しやすいように音を出し、ついでに羽をはためかせてジタバタしてもくれる。――なんとなくアナログだ。
一応NASAが念頭に置いているのは気象データの収集であるが、軍事での利用も可能なようだ。
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火星で運用を目指す昆虫型ロボット
ちなみにCICADAはセミのような昆虫型ドローンであるが、NASAは火星で運用するミツバチ型スワームドローン「マーズビー」の開発も行っている。
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マーズビーの機体はミツバチのように小さいが、ハネはセミのようで、これをパタパタと羽ばたかせて火星の探索を行う。
運用もHIVEのような移動式基地との併用が検討されているそうだ。
References:nasa/
☆すげーことになってきてんなぁ!