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魔女狩りで有名なアメリカ、マサチューセッツ州セイラム(現在のダンバース)では、17世紀末、セイラム魔女裁判により200名近い村人が魔女として告発され、19名が処刑、1名が拷問中に圧死、2人の乳児を含む5名が獄死したという忌まわしい過去を持つ。
そして現在、この町には、世界最大のウィジャボードがある。その大きさは294平方メートル、重さは4トンだ。
ウィジャボードとは、降霊術や心霊術をなぞった娯楽用の文字盤のことで、日本でいうところのこっくりさんのようなものだ。
The Biggest Quija Board in the World
ウィジャボードはアルファベットや数字などの文字が書かれたボードが一枚と、文字を指し示すためのプランシェットという器具一個がセットになっている。
かつて超常現象に関わる降霊術や心霊術など、数多くの儀式で使われ、さまざまな映画の中にも出てくる。19世紀中盤に始まる心霊主義に起源を持つと言われている。
当時の使用法は、文字を指し示すためのハート形のプランシェットの上に指を置いて、呪文を唱える。すると死者や邪悪な者が降臨し、誰かが質問をするとプランシェットが動き出し、回答を文字で指し示す。

たいていの場合、プランシェットが動く理由は、人間の無意識な動きによるオートマティスム(筋肉性自動作用)によるものだ。
だが当時はこれが信じられており、より危険で邪悪なものを呼び出すためにボードが使用されていた。
ボードがなにか言葉を返してくると、彼らはその意味を理解しようとする。霊はまさにそうした迷信深い人を通して、この世にルートをつなげようとしているのかもしれないので、ときに嫌なものを見るはめになることもあるかもしれない。墓の向こうからやって来るものかもしれないのだ。
知らない人がこれを見たら、さぞそびっくりするだろう。観光客もこの異様な展示物をこぞって写真におさめている。

ボード上を動き、文字を指し示すためのプランシェットという器具だけでも、重さ181キロもある。本来ならひとりで動かすものだが、数人の手助けが必要かもしれない。ボディビルダーや巨人なら、簡単に動かせるかもしれないが。
この巨大ウィジャボードがあるのは、17世紀に建てられたセーラム・コモンという公園。このあたりはかつて、市民軍の訓練場として使われていた。
多くの人たちは、無言のまま静かに鎮座するこのウィジャボードの醸し出す神秘にただ驚き、ほとんどは遠巻きに眺めるだけだ。
この巨大サイズのウィジャボードでなにを呼び出すことができるのか、ただ想像をたくましくするだけかもしれない。それは、幽霊の群れか、あるいはまったく別のものかもしれない。

こんなに巨大なウィジャボードなので、組み立てるのにとても時間がかかった。ウィジャボードの歴史を研究するセーラム市の団体「トーキングボード歴史協会」で副会長を務めるリック・シュレック氏の手作りで、完成までにほぼ1年かかった。
その大きさから"ゴジラ"にかけて、ウィジャジラとも呼ばれている。いずれ、正式にギネス記録になるはずだ。

☆魔女狩りってアメリカでもあったのか?

Image by Moussa81/iStock
魔女狩りで有名なアメリカ、マサチューセッツ州セイラム(現在のダンバース)では、17世紀末、セイラム魔女裁判により200名近い村人が魔女として告発され、19名が処刑、1名が拷問中に圧死、2人の乳児を含む5名が獄死したという忌まわしい過去を持つ。
そして現在、この町には、世界最大のウィジャボードがある。その大きさは294平方メートル、重さは4トンだ。
ウィジャボードとは、降霊術や心霊術をなぞった娯楽用の文字盤のことで、日本でいうところのこっくりさんのようなものだ。
The Biggest Quija Board in the World
心霊主義に起源を持つウィジャボード
ウィジャボードはアルファベットや数字などの文字が書かれたボードが一枚と、文字を指し示すためのプランシェットという器具一個がセットになっている。
かつて超常現象に関わる降霊術や心霊術など、数多くの儀式で使われ、さまざまな映画の中にも出てくる。19世紀中盤に始まる心霊主義に起源を持つと言われている。
当時の使用法は、文字を指し示すためのハート形のプランシェットの上に指を置いて、呪文を唱える。すると死者や邪悪な者が降臨し、誰かが質問をするとプランシェットが動き出し、回答を文字で指し示す。

Image by Amy_Gillard from Pixabay
たいていの場合、プランシェットが動く理由は、人間の無意識な動きによるオートマティスム(筋肉性自動作用)によるものだ。
だが当時はこれが信じられており、より危険で邪悪なものを呼び出すためにボードが使用されていた。
ボードがなにか言葉を返してくると、彼らはその意味を理解しようとする。霊はまさにそうした迷信深い人を通して、この世にルートをつなげようとしているのかもしれないので、ときに嫌なものを見るはめになることもあるかもしれない。墓の向こうからやって来るものかもしれないのだ。
世界最大のウィジャボード
知らない人がこれを見たら、さぞそびっくりするだろう。観光客もこの異様な展示物をこぞって写真におさめている。

ボード上を動き、文字を指し示すためのプランシェットという器具だけでも、重さ181キロもある。本来ならひとりで動かすものだが、数人の手助けが必要かもしれない。ボディビルダーや巨人なら、簡単に動かせるかもしれないが。
この巨大ウィジャボードがあるのは、17世紀に建てられたセーラム・コモンという公園。このあたりはかつて、市民軍の訓練場として使われていた。
多くの人たちは、無言のまま静かに鎮座するこのウィジャボードの醸し出す神秘にただ驚き、ほとんどは遠巻きに眺めるだけだ。
この巨大サイズのウィジャボードでなにを呼び出すことができるのか、ただ想像をたくましくするだけかもしれない。それは、幽霊の群れか、あるいはまったく別のものかもしれない。

こんなに巨大なウィジャボードなので、組み立てるのにとても時間がかかった。ウィジャボードの歴史を研究するセーラム市の団体「トーキングボード歴史協会」で副会長を務めるリック・シュレック氏の手作りで、完成までにほぼ1年かかった。
その大きさから"ゴジラ"にかけて、ウィジャジラとも呼ばれている。いずれ、正式にギネス記録になるはずだ。

☆魔女狩りってアメリカでもあったのか?