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サルバドール・ダリが作ったタロットカード「タロット・ユニバーサル・ダリ」の複製版が再販されていた!

2019年11月25日 | 世界びっくりニュース
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image credit:Colosasal

 世界には様々なタロットが存在し、その解釈や占い方も多様だ。15世紀半ば頃に一般に普及していったとされるタロットだが、そのカードデザインは、時代によって変貌を遂げている。

 タロット史の第3革命といわれる1972年以降は、自由なアイディアを盛り込んだオリジナルデザインのタロットカードが数多く創作されるようになった。

 特に鬼才アーティストと言われるサルバドール・ダリの芸術的タロットカード『タロット・ユニバーサル・ダリ(TAROT UNIVERSAL DALI)』は、販売からすぐに絶大な人気を得た。

 ダリのタロットは出版されてはすぐに絶版を繰り返しているが、今年10月にTaschenから再販されたことがきっかけで、再びダリの優れた作品が注目を集めているようだ。

映画会社がダリにタロットカード作成を依頼


 シュルレアリスムの巨匠サルバドール・ダリの描いた、78枚の個性豊かな独創的デザインのタロット『タロット・ユニバーサル・ダリ(TAROT UNIVERSAL DALI)』が販売になった背景には、次のような理由があった。



 1973年に公開された、ロジャー・ムーアとジェーン・シーモア主演のジェームズ・ボンド映画『007』シリーズ第8作目「Live And Let Die(邦題:死ぬのは奴らだ)」のプロデューサーが、シーモア演じるサイキックの小道具として必要なタロットカードの作成を、ダリに依頼したのだ。

 普段から彼の天才的才能を認め励まし続けていた妻ガラの後押しもあり、そのオファーを受けたダリだったが、映画の予算700万ドル(約7億6500万円)に対して、桁外れの契約金を要求。

 そのため契約は反故となり、映画会社はダリの代わりに手頃な金額で承諾したファーガス・ホールというアーティストにデザインを任せ、ダリのタロットは映画の1シーンに登場することはなかった。


仕上げたタロットを売り出すと絶大な人気に


 結局、映画には使用されなかったタロットを、ダリは1984年に仕上げて売り出した。

 カードは、大アルカナ22枚と小アルカナ56枚の計78枚のフルデッキで、中にはカードの使用方法や作成に至った説明を含むコンパニオンブックが付属していたそうだ。

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image credit:Colosasal

 アリや薔薇、蝶などいかにもダリらしい独創的で個性豊かなモチーフが組み合わされたデザインの中には、自身と妻ガラをフィーチャーしたものもある。

「魔術師」のカードにはダリ自身が。

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image credit:Colosasal

「女帝」には妻ガラの姿が描かれている。

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image credit:Colosasal

 また、「月」のデザインは現代の大都市を見下ろす女性の顔になっていたり、「死神」のカードには切り取られた切り株の中に、不吉な頭蓋骨が描かれていたりする。

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image credit:Colosasal

 更に、小アルカナのカップの女王には、ダリのような口ひげとヤギひげが描かれている他、

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image credit:Colosasal

「皇帝」の顔は映画の契約を反故にされたことを皮肉ったのか、『007』シリーズの初代ジェームズ・ボンドだった俳優ショーン・コネリーに見立てて描かれてあるそうだ。


複製版もカードにはダリの魅力が広がる


 今年10月にダリのタロットカードは、何度目かの再販という形でリリースされ、Taschen Booksはフルデッキを60ドル(約6600円)で販売中だ。

 デッキには、タロットの専門家であるヨハネス・フィービッヒが執筆した説明用の小冊子がついており、それにはダリについての紹介と各カードの意味と読み方を説明するガイドが含まれている。



 初期の販売から絶大な人気を誇る、ダリの『タロット・ユニバーサル・ダリ(TAROT UNIVERSAL DALI)』。ダリの作品集そのものであり、永遠の名作と言われるだけに、今回もいつ打ち切りになるかは不明だ。

 果たして、ダリのタロットは超現実的な未来を告げるのか。占いに興味がなくとも、アート好き、ダリ好きなら一度は手にして実際に見てみたいと思える魅力的な作品であることは間違いないようだ。

References:Colossalなど

☆あまり、ダリらしさが感じられんのだが・・・!