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老子「第七十五章」道徳経

2013-02-23 22:05:54 | 老子「道徳経と伊勢白山道「徳経81~38
民之飢、以其上食税之多、是以飢。「 民の飢(う)うるは、その上(かみ)の税を食(は)むことの多きを以(も)って、ここを以って飢う。
民衆が飢えに苦しむのは、お上が税を取り立て過ぎるからで、それゆえに飢えるのだ。
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・老子「第七十六章「道徳経と伊勢白山道」徳経 
第七十五章 
*老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi08.html
・原文 「書き下し文
民之飢、以其上食税之多、是以飢。「 民の飢(う)うるは、その上(かみ)の税を食(は)むことの多きを以(も)って、ここを以って飢う。
民之難治、以其上之有爲、是以難治。「民の治め難きは、その上の為すこと有るを以って、ここを以って治め難し。

民之輕死、以其求生之厚、是以輕死。「民の死を軽んずるは、その生を求むることの厚きを以って、ここを以って死を軽んず。
夫唯無以生爲者、是賢於貴生。「それ唯(た)だ生を以って為すこと無き者は、これ生を貴ぶより賢(まさ)る。

現代語訳
民衆が飢えに苦しむのは、お上が税を取り立て過ぎるからで、それゆえに飢えるのだ。
民衆が逆らいがちになるのは、お上があれこれと余計な事をするからで、それゆえに逆らうのだ。

民衆が命を軽んじるのは、人々が自分の命に執着するからで、それゆえに命を軽んじる様になるのだ。
そもそも人生についてあれこれ考えずにありのままに生きる者こそ、無駄に知恵を働かせて人生を尊ぶ者より勝っている。 


*自然な流れで生きること 2012-12-26 伊勢ー白山 道
 記事全文 http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121226
老子の言葉 第七十五章
(独自の超訳)
民衆が飢えるのは、そこの支配者が税金を多く取り過ぎるからです。これこそが飢える原因です。
民衆が平和に治まらないのは、そこの支配者が間違った政策をするからです。これこそが平和に治まらない理由です。
民衆が人の死を軽んじるのは、そこの支配者が自分たちが生き残ることばかりを重視するためです。このために民衆は他人の死を軽視します。

つまり、生きることに執着せずに自然に生きる者の方が、生きることに執着する者よりもより良く生きることが出来ます。

原文
「民之飢、以其上食税之多、是以飢。民之難治、以其上之有爲、是以難治。
民之輕死、以其求生之厚、是以輕死。
夫唯無以生爲者、是賢於貴生。」

(感想)
生きることに執着せずに自然に生きる者の方が、生きることに執着する者よりもより良く生きることが出来ます
これは色んな物事にも言える真理だと感じます。
御金に執着する人間ほど御金は逆に逃げるが、謙虚に生きる人間ほど逆に御金は貯まる
結婚することに執着する人間ほど結婚は離れ、自分なりにあきらめて自然に楽しんで生活しているほど逆に恋人ができる
子供が欲しいと執着している間は妊娠せず、あきらめて自然な生活を楽しんでいる時に逆に妊娠する

このようなパターンの流れを人間に感じます。
どうして思いとは逆に成るのでしょうか?
人間の執着(重い思い)とは、自分の良さを逆に消す、自分が持つ可能性を抑える、と感じます。
脳科学的にも、たった1割の執着心が、他の9割の無意識の力を制限する、誘導するのではないかと思います。
運動力学的には、体に余計な力が入った状態ほど、良い結果が出ない事実もあります。
達人に成るほど、余計な力みをいかに無くすかを知る人です。
筋肉の緊張と収縮ということを考えましても、事前に力むほどに能力が発揮されません。
これと同じ原理が、思考や心にも起こると私は感じます。

しかし、ガチガチに執着していた自分の願いが叶った人もいるでしょう。
でも、それは自分が努力したからです。ただ、執着した上で叶った物事は、その後の結果が良くないことが多いのです。真逆(魔逆)に成ることがあります。
やはり執着しますと、自分の冷静さを欠いていることがあるので注意が必要です。
それに、もし自分が執着していなければ、もっと早く願いが叶っていたかも知れません。

このようなコノ世の流れの仕組みを考えますと、

(1) 考えないこと。
(2) 明るく、あきらめること。
(3) 自然な流れに任せること。

このような心境を自分なりに心掛けること、知識として知っていること、の方が人間には最善だと感じます。

ただ、自分の生活の中で「考えないこと」とは、非常に難しいものです。大げさに言えば、無の境地です。
要は、目の前のするべき仕事に無心で淡々と当たることなのです。
この状態が、自分の願いを一々と思わないでも(脳の記憶に既に在るからです)、自分の無意識が自分自身にとっての最善へと誘導するのです
これは、ナントナク(カンナガラ)に進むという状態です。
老子は、このような状態を「道に生きる」「道に従う」と表現しています。

自分の生活の中で、上記の3つを意識して見てください。
以前よりも気楽に生活が出来る自分に気付けることでしょう。
そして、その生活の中で自分なりに感謝の気持ちを置いて行ければ、それは最高の人生なのです。

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老子「第七十六章」道徳経

2013-02-21 21:57:55 | 老子「道徳経と伊勢白山道「徳経81~38
人之生也柔弱、其死也堅強。「 人の生まるるや柔弱(じゅうじゃく)、その死するや堅強(けんきょう)なり。
人の体は生まれてくるとき弱々しく柔らかいが、死ぬと固く強ばってしまう。
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・老子「第七十七章「道徳経と伊勢白山道」徳経 
第七十六章 
*老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi08.html
・原文 「書き下し文
人之生也柔弱、其死也堅強。「 人の生まるるや柔弱(じゅうじゃく)、その死するや堅強(けんきょう)なり。
萬物草木之生也柔脆、其死也枯槁。「万物草木(ばんぶつそうもく)の生まるるや柔脆(じゅうぜい)、その死するや枯槁(ここう)なり。

故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。「故に堅強なる者は死の徒(と)にして、柔弱なる者は生の徒なり。
是以兵強則不勝、木強則折。「ここを以(も)って兵強ければ則(すなわ)ち勝たず、木強ければ則ち折る。
強大處下、柔弱處上。「強大なるは下(しも)に処(お)り、柔弱なるは上(かみ)に処る。 

現代語訳
人の体は生まれてくるとき弱々しく柔らかいが、死ぬと固く強ばってしまう。
草木やその他の生命も生まれてくるときは柔らかで脆くみえるが、死ぬと固く干からびてぼろぼろになってしまう。

つまり固く強ばっている方が死に近く、柔らかく弱々しい方が生に近いのだ。
だから軍隊がいくら強くとも力攻めでは勝てないし、樹木に柔軟性がなければ簡単に折れてしまう。
このように強く大きなものこそ下にあり、弱く柔らかいものこそが上にあるのだ。
 

*弱いと思える人ほど、強い人です 2012-12-27 伊勢ー白山 道
 記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121227
老子の言葉 第七十六章
(独自の超訳)
人間が生まれた時は、肉体が柔らかくて、しなやかです。
しかし、人が死んだ時には、堅くてこわばっています。
草や木や万物も生まれた時は柔らかくて弱いですが、これが死んだ時は枯れて堅く成ります。

だから、堅くて強がっている者ほど死に近く、柔らかくて弱い者ほど長生きに近いのです。
以上の理由で、強い武器に頼る者ほど相手に勝てず、木も堅く強いほど逆に折れやすく成ります。
つまり、強くて大きな存在ほど下層になり、柔らかくて弱い者ほど上座に居ることに最終的には成ります。

原文
「人之生也柔弱、其死也堅強。萬物草木之生也柔脆、其死也枯槁。
故堅強者死之徒、柔弱者生之徒。
是以兵強則不勝、木強則折。強大處下、柔弱處上。」

(感想)
堅くて強がっている者ほど死に近く、柔らかくて弱い者ほど長生きに近いのです
この老子の言葉は、色んな意味で何にでも言えると思います。

自分が強いと思う者ほど危険を避けず、弱いと認識している者は慎重に成ります。
車の運転に自信を持つ者ほどスピードを出し、運転が下手だと思うものは丁寧に運転します。
自分の健康を過信する者ほど肉体に負担を掛けており、意外にもポックリと逝くこともあります。
自分の体は弱いと思う人ほど普段から養生をしており、意外にも長生きをされます。特に女性に多いです。

このようにして、この世の物事とは「逆に流れる」法則が存在することを、老子は他の章でも何回も指摘しています。
この世は、陰と陽という正反対の性質同士の反射で出現しているという基本が存在するのを感じます。
だから物事の反対が出現しやすいという世界なのです。
自分の心(陰)で「強い」と思えば、肉体(現実界・陽)では弱くなる流れが起こる感じです。
これの一番の理由は、そこに
「無理が在るから」、「心が漏電するから」、「自然では無いから」・・・・だと感じます。

だから、「もっと金が欲しい」と思いますと、今よりも貧乏に向く流れが起こる因子が発生しますので注意しましょう。この理由は、

*今の仕事がアホらしくなり、よそ見ばかりをする間に仕事のミスをしてクビに成る。居りづらく成る。
*今の少ない御金や生活にも感謝の思いが無いこと。これは、その現状でさえも捨てることに成りがちです。

しかし、ハングリー精神を持つから人間は金持ちに成れると思う人は多いでしょう。
でも、同じ金持ちでも、金持ちで居られる継続性が重要なのです。
ハングリー精神での金持ちは、人生の最後は金持ちでは無い場合が多いのです。
現状への感謝心で自然と金持ちに成った金持ちは、自分が死ぬ時も跡継ぎに財産を残すことが可能に成れます。

この章での教えは、

(1) 心を堅くするな。心を柔らかく柔軟で居なさい。堅物は損をするということ。
実際にも硬い肉体は、ケガをしやすく、病気にも成りがちです。ガンは細胞が固まるイメージがします。
心身ともに柔軟で居ましょう。

(2) 何事にも謙虚で居れば、大丈夫だということです。

  *謙虚であれ&素直な心・1・  *謙虚であれ&素直な心・2・
自分が弱いと思っている人も大丈夫です。自分が強いと思える人も、謙虚であれば最高です。
この章は、この世の法則として、自分の生活の中での1つの視点に成れば幸いです。

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老子「第七十七章」道徳経

2013-02-15 23:21:57 | 老子「道徳経と伊勢白山道「徳経81~38

天之道其猶張弓與。「天の道はそれ猶(な)お弓を張るがごときか。
無為自然の天の道は、弓に弦を張るときと似ている。
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第七十七章 
*老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi08.html
・原文 「書き下し文
天之道其猶張弓與。「天の道はそれ猶(な)お弓を張るがごときか。
者抑之、下者擧之。「高き者はこれを抑え、下(ひく)き者はこれを挙(あ)ぐ。
有餘者損之、不足者補之。「余りある者はこれを損(そん)じ、足らざる者はこれを補う。

天之道損有餘而補不足。「天の道は余り有るを損じて而(しか)して足らざるを補う。
人之道則不然、損不足以奉有餘。「人の道は則(すなわ)ち然(しか)らず、足らざるを損じて以(も)って余り有るに奉(ほう)ず。
孰能有餘以奉天下。唯有道者。「孰(た)れか能(よ)く余り有りて以って天下に奉ぜん。唯(た)だ有道の者のみ。

是以聖人、爲而不恃、「ここを以って聖人は、為(な)して而も恃(たの)まず、
功成而不處、其不欲見賢。「功成りて而も処(お)らず、それ賢を見(あら)わす欲(ほっ)せず。 

現代語訳 無為自然の天の道は、弓に弦を張るときと似ている。 上の部分は下に引き下げ、下の部分は上に引き上げる。
弦の長さが長すぎれば短くし、短すぎればつぎ足す。 この様に天の道は余った所を減らして足りない所を補っているのだ。 しかし人の世の道はそれとは逆で、足りない所からさらに奪って余っている所に補っている。 自らに余るものを人々に分け与える者は誰であろうか。それは「道」を知った者だけである。 そうして「道」を知った聖人は、何かを成し遂げてもそれに頼らず、 過去の功績にいつまでもしがみつかず、自分の賢さを人に誇る事も無い。 
英訳文 Heaven's way is like to string a bow. You lower the upper part and lift up the lower part. If a string is long, you shorten it. If it is short, you add to it. Heaven takes from the haves and gives to the have-nots. But human world is opposite of it. It takes from the have-nots and gives to the haves. Who is able to give people his fortune? Only a person who knows "the way". So the saint who knows "the way" does not rely on his success, does not cling to his achievement, does not boast of his wisdom. *すべては水平に戻されます 2012-12-28 伊勢ー白山 道
 記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121228
老子の言葉 第七十七章
(独自の超訳)
天界が行う方法(道・真理・法則)とは、弓に弦を張るときと似ています。
高い所は押さえ込み、低い所は持ち上げます。
弦の長さに余りがあれば短くし、弦が短くて足らなければ継ぎ足して補います。

天界の方法とは、このように余ったものを減らして、足らないものを補うのです。
しかし、人間が行う方法はそうではなくて、足らない方を更に減らして、有り余る方に奉納してしまいます。

どんな人物が、自分の有り余るものを社会の困る人々に奉仕するのでしょうか?
それは道徳心を身に付けた者だけが、これを出来ます。

だからこそ聖人は、何かを成し遂げても要求はせず、大きな功績を上げてもそれに安住はせず、
自分の賢さを他人に見せることを嫌がります。

原文
天之道、其猶張弓與。者抑之、下者擧之。有餘者損之、不足者補之。
天之道、損有餘而補不足。人之道則不然、損不足以奉有餘。
孰能有餘以奉天下。唯有道者。
是以聖人、爲而不恃、功成而不處、其不欲見賢。

(感想)
「高い所は押さえ込み、低い所は持ち上げます」
「天界の方法とは、このように余ったものを減らして、足らないものを補うのです」
「人間が行う方法はそうではなくて、足らない方を更に減らして、有り余る方に奉納してしまいます」

これはまさに、コノ世での金の流れ、税金の流れを老子が表現しています。
大海の海面とは、海底がどんなに深かろうと浅かろうと、常に高さが一定に調整されています。
これが法則であり、天の意志だということです。
しかし人間界では、金持ちには更に金が集まり、貧乏人からは更にお金が逃げる仕組みに成っています。

しかし、天の意志とは、どこまでも細部にまで貫徹しており、水平を完璧に取ります。
金銭が突出して多ければ、他の物事(健康・寿命・家族関係・・・・)などをもって調整され、
金銭が少なければ、自分が気付かない物事の自由が与えられているものです。
それぞれにおいての一長一短をもって、水平が保たれています。

だから、コノ世でコッソリと得をしたと思っていましても、自分が気付けない物事で調整「されて」いるのです。大海を水平に保つほどの法則から、人間自身の生き方も逃れることは絶対に出来ません。
これが見えない分からないために人間は、他人を見ては心配心や怒り、不平不満を持ちます。しかし、そんな必要は一切無いし、それは限定時間(人生)においては損なことなのです。
だから、何が有ろうとも現状に感謝が出来る人間が、コノ世では最もお得(徳)です。

この自分が気付かない内に、天により完璧に調整されている事実とは、人間が最も畏れるべきことなのです。
天が何事も水平にする力を緩和する方法が、道徳心を持って行う「行為」であり、自分自身を最終的に助けることに成ると老子は示唆しています。

人間は短い人生の間に、どんなに何かにおいて突出しようが、最下層に居ようが、すべての人間が平等に死を迎えて裸に剥かれて水平に戻されます。なんと畏れるべきことでしょうか。
長い視点で見れば、やはり完璧に平等なのです。死後の世界も含めれば、一厘まで帳尻も合わされます。
結局は、生きる間はどんな境遇でありましても、その中でも感謝をしていることが最も尊い生き方であり、最善なのです
そして、原文の最後に有りますように、「謙虚であれ」ば大丈夫なのです。

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 【主神】天照日之太神 様 ・神界・内在神(良心)・愛和塊【心柱】
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老子「第七十八章」道徳経

2013-02-08 20:19:36 | 老子「道徳経と伊勢白山道「徳経81~38
天下莫柔弱於水。「天下に水より柔弱(じゅうじゃく)なるは莫(な)し。
この世に水よりも柔らかく弱々しいものは無いが、 
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第七十八章 
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・原文 「書き下し文
天下莫柔弱於水。「天下に水より柔弱(じゅうじゃく)なるは莫(な)し。
而攻堅強者、莫之能勝。「而(しか)も堅強(けんきょう)を攻むる者、これに能(よ)く勝る莫し。
以其無以易之。「その以(も)ってこれを易(か)うるもの無きを以ってなり。

弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行。「弱の強に勝ち、柔の剛に勝つは、天下知らざる莫きも、能く行なう莫し。
是以聖人云、受國之垢、是謂社稷主、受國不祥、是謂天下王。「ここを以って聖人は云(い)う、国の垢を受く、これを社稷(しゃしょく)の主と謂(い)い、国の不祥(ふしょう)を受く、これを天下の王と謂うと。  

正言若反。「正言(せいげん)は反(はん)するが若(ごと)し。 
現代語訳
この世に水よりも柔らかく弱々しいものは無いが、
それでいて固く強いものを打ち破ることにおいて水に勝るものも無い。
その性質を変えることのできるものが存在しないからである。

弱いものが強いものに勝ち、柔よく剛を制すとは世によく知られたことだが、それを行うとなると難しい。
そこで「道」を知った聖人は言うのだ、「国家の屈辱を甘んじてその身に受ける者、その人が国家の主であり。
国家の災いを甘んじてその身に受ける者、その人が天下の王である」と。
本当に正しい言葉は普通とは逆の様に聞こえるものだ。


英訳文
Water is the softest and weakest thing in the world. But it can break hard and strong things well. It is because water does not change its nature easily. People know that the weak can defeat the strong and the soft can overcome the hard. But they cannot do such things practically. So the saint who knows "the way" says, "A man who accepts national disgrace by himself, is the lord of the nation. A man who accepts national disaster by himself, is the lord of the world." The truth sounds opposite to common sense.


*弱くても大丈夫なのです 2012-12-29 伊勢ー白山 道
 記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121229
老子の言葉 第七十八章
(独自の超訳)
この世に水よりも柔らかで弱々しいものはありません。
しかし、堅くて強いものを攻めるには、水に勝るものは無いのです。
水が持つ本来の性質を変えられる物など、この世には存在しないからです。

弱いものが強いものに勝ち、柔よく剛を制するとは、この世でよく知られることですが、それを行うことが出来る者がなかなか居ません。

以上のことから聖人は、
「国家の汚名を自分の身に引き受ける者、その人こそが国家を代表する神官であります。
国家の災難を自分一人の身に引き受けようとする者、その人こそが国家の真の王様である」
と言います。
本当に正しい言葉とは、普通とは逆の様に聞こえるものなのです。

原文
「天下莫柔弱於水。而攻堅強者、莫之能勝。以其無以易之。
弱之勝強、柔之勝剛、天下莫不知、莫能行。
是以聖人云、受國之垢、是謂社稷主、受國不祥、是謂天下王。
正言若反。」

(感想)
人類の歴史を見ましても、出現したどんな強国でも、それを構成していたのは一人一人では弱い民衆に過ぎません。
一人では弱い人間でも、「思いを1つ」に出来るか否かによって、その国家の強さが変わります。
自然界で水が最強であるのは、水同士は性質が同じだからです。
もし、少しでも性質が違う液体(油など)が水に混ざりますと、分離して棲み分けが自然と起こります。
しかし、棲み分けが出来ない場合は、異質なモノ同士が混ざり合い、全体が別物の濁った液体へと変化してしまいます。
それぞれが持つ本来の個性は低下してしまいます。

これと同じ現象が、一人の人間の心の中でも発生するのです。
自分自身のことを、ダメな奴だ、何をしても失敗する、自分のことが嫌いだ・・・・。
あるいは、あれが欲しい、こんな仕事は嫌だ、あいつを罵倒したい・・・・。
などなどと、次々と色んな思いが一人の人間の中で発生しているものです。
このように色んな思いが湧いている間は、その人間は弱いのです。
何においても、自分の実現力が弱く成るのです。漏電状態に成ります。

ところが、幸運な人物、事業の成功者、強い武道家、・・・・このような人々の中でも特に凄い人、達人ほどに共通することは、

*思いの志(こころざし)が1つでぶれない。
*考え込まない。雑念が湧かない無の心境で生活している。
*無の心境で、目の前の問題を常に見詰めている。

つまり、自分の中で雑念という分離が起こらずに、無心で居るという統合の状態でいる人間です。
分離の無い状態の心とは、本当に強い未知の力を呼び起こします。
自分の中の1つ1つの思いや感情は弱くても、全体で志を1つに統合している心は強い実現力を有するのです。
だから、生かされている感謝の思いを志のカギとして常に持つことは、非常に良いことです。

この章の最後の文は、理想的な王様、国家の代表者の取るべき姿が書かれています。
国家に汚点や問題が有れば、その全部を自分の責任だと心から思える人物。
国家や民衆に災難が起こらないように、代わりに自分が犠牲に成る覚悟をしている人物。
このような代表者が存在する国家は、末永く繁栄するのです。これを自分が住む国に当てはめて考えますと、よく分かります。
何時の時代でも、問題や災難が起これば家来や民衆の責任にして、さらに強権を発動する愚かな代表者が居るものです。その様な人物が支配する時代は、大変なことに成ります。

この最後の文章も、自分の心の問題に置き換えることが出来ます。
自分や縁者に関することで問題が有れば、他人の責任にせずに、自分の責任だと自覚出来る人は色んな意味で強く成れますし、改善することが可能です。
私が色んな相談を聞いていますと、最初から他人の責任にしている人、自分のこと以外に原因を探すことしか視点が無い相談者が多いです。
要するに自分自身の責任を考えない人が増えています。このようなタイプの人は、また違う問題や悩みが起こるのです。
自分自身を見詰めない限りは、幸運は逃げます。

自分自身が弱いと思う人間でありましても、良い志を持って、自己責任を持って、自分が出来ることを努力していけば絶対に大丈夫に成るということなのです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


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あまてらスおホ三かみ  ミロクさん意おホ三神
 【主神】天照日之太神 様 ・神界・内在神(良心)・愛和塊【心柱】
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*【両手を使った完全呼吸法】を行じ身につければ
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集中力・持続力と気配り・忍耐力の【意氣】を強化できます。よ・・世義
魂の発露にとって重要な「思いやり力」を強化させます。よ・・世・・ミロクの世・・・大和ごころ波∞無限大∞

世義幼子http://plaza.rakuten.co.jp/mirokubunnmei567/diaryall
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老子「第七十九章」道徳経

2013-02-07 22:24:59 | 老子「道徳経と伊勢白山道「徳経81~38
和大怨必有餘怨。「 大怨(たいえん)を和すれば必ず余怨(よえん)あり。 
深刻な怨みからくる争いを無理やり和解させても必ず火種がくすぶり続けるものだ。
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・老子「第八十章「道徳経と伊勢白山道」徳経 
第七十九章 
*老子を英訳http://www.chonmage-eigojuku.com/magetan/roushi08.html
・原文 「書き下し文
和大怨必有餘怨。「 大怨(たいえん)を和すれば必ず余怨(よえん)あり。
安可以爲善。「安(いずく)んぞ以(も)って善と為(な)すべけんや。
是以聖人執左契、而不責於人。「ここを以って聖人は左契(さけい)を執(と)りて、而(しか)も人を責めず。
有徳司契、無徳司徹。「徳有るものは契(けい)を司(つかさど)り、徳無きものは徹(てつ)を司る。
天道無親、常與善人。「天道は親(しん)無し、常に善人に与(くみ)す。

現代語訳
深刻な怨みからくる争いを無理やり和解させても必ず火種がくすぶり続けるものだ。
どうしてそれが善い事だと言えるだろうか。
だからこそ「道」を知った聖人は、例え契約や法によって正義が自分にあっても相手を責めたりはしない。
徳のある者は債券を管理するだけ、徳の無い者は無慈悲に取り立てを行うと言われる事である。
天のやり方にはえいこひいきが無く、いつも善人の味方をする。 


英訳文
If you reconcile a serious dispute by compulsion, hatred will remain inevitably. It is not justice by no means. So the saint who knows "the way" never claims to others though he has legal rights. Virtuous people only keep bonds, the others collect debts with no mercy. Heaven's way never shows partiality, it always supports good people.


*恩を貸したままが良いのです 2012-12-30 伊勢ー白山 道
  記事全文http://blog.goo.ne.jp/isehakusandou/d/20121230
老子の言葉 第七十九章
(独自の超訳)
大きな怨みを和解させても、必ず後々も怨みが残るものなのです。
これは決して良い事を成したとは言えないのです。

だからこそ聖人は、御金を貸した借用書を持っていましても、無理に相手から御金を取り立てることをしません。
つまり、徳の有る人間は契約書の紙の管理に関わり、徳の無い人間は厳しい金銭の取り立てに関わります。

天界のやり方とは完全に公平であるので、だからこそ天は常に善人にエコヒイキをします。

原文
「和大怨、必有餘怨。安可以爲善。
是以聖人執左契、而不責於人。有徳司契、無徳司徹。
天道無親、常與善人。」

(感想)
まるで老子が、2500年後の現代の地球を視て書いたような文章です。これを言い換えますと、

「大きな戦争の怨みを無理に和解させましても、後々まで遺恨は残り、更なる悲劇を呼ぶものなのです。
だから無理な和解は、決して良い事では無いのです。
だから聖人の国ならば、戦争の遺恨のツケを相手から返して貰わずに、貸したままにしておきます。
愚かな国は、貸したツケを無理に暴力で取り返そうとします。
しかし、天とは完全に公平なのです。
戦争をした両国を公平に見て、戦中・戦後の行いの善悪を総合的に判断して、徳が勝るほうの国家を天はエコヒイキします」

これは個人の人間関係にも言えることです。
他人とひどく争えば、無理に和解しようとはせずに、静観するのが良いでしょう。自然な付き合いの流れに任せるのです。
自然と両者が歩み寄るならば最高ですし、ダメならば静観です。
そして神が、自然と正しい方にエコヒイキをすることでしょう。この場合、自分の良心(内在神)に恥じない自分自身であることが大事なのです。
だから自分が悪いと思えば、自分から素直に謝ることも大切です。
そのすべてを天が視て判断をします。

人類が発生して以来、今まで絶滅しなかったという事実は、そこに天の存在と介入が有った証明だと私は思います。
もし天界も神も存在しないならば、とっくの昔に人類は絶滅したでしょう。
人類が生き残ったのは、悪人が滅び、善人が生き残ったからです。悪人ばかりに成れば、簡単に絶滅します。
神の存在証明=人類の継続性、です。
だから、これからも人類は生き残るでしょう。

「天界のやり方とは完全に公平であるので、だからこそ天は常に善人にエコヒイキをします」
公平だからこそエコヒイキをするとは、老子らしい真理だと思います。
だから正しい者が生かされるのです。
つまり、どんな努力も意味を成し、生きるということでもあります。
ただ黙って何も努力しないよりも、自分の良心に従った善人であろうと努力することが人間も国家も大切なのです。
自分の良心に従って生きて行けば、すべては大丈夫なのです。

生かして頂いて ありがとう御座位ます


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ミロク文明人徳得 
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