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正統着こなし術

2015年11月28日 23時49分06秒 | キャリア支援
ケインズから学ぶ正統着こなし術
11月08日 12:00Wedge

ケインズから学ぶ正統着こなし術



オノレ・ド・バルザック(1799〜1850)Wikipediaより
(Wedge)


『服装に興味を持たないのは自殺に等しい』 バルザック
フランス小説の大家、オノレ・ド・バルザックの言葉を借りると、
読者のなかにも服装に余り興味が持てずに
『自殺に等しい』方々が多くいらっしゃるかと存じます。

これは、資産運用に例えると、インフレ進行期に、
すべての資産を日本円の最低金利の普通預金に預けたままの状態です。
絶対に資産は増えません。
興味が無いからでは済まされません、
正に『自殺に等しい』訳です。
また、あなた自身のビジネスに関わるとなると
どうでしょうか。脅かすわけでは有りません。
しかし、ご安心下さい。
この連載はそんな無関心な皆様に
明確な解決策を理論的に解りやすく提案します。

百聞は一見にしかず。具体例を見ましょう。
正しい服のサイズの選び方と服装の大切な三つのポイントから解説します。
ファッション誌の解説に良くある
定義の不明確な感性で語られてきた解説とは
視点が全く違います。 

西欧では彼らの価値基準で判断される
余談ですが、英国は現在でも、ご存知の様に階級社会です。
かのジョン・メイナード・ケインズも
卒業したイートン校に代表される。
ザ・ナインと呼ばれる
パブリックスクールが英国の私立学校のトップ10%を構成する
エリート校の名称です。僕の友人が
子息を名門パブリックスクール受験申込時に、
なんと!英国のSIR(爵位)称号を持つ3名の推薦が必要でした。
英国では階級が違えば応援するスポーツも話す言葉も違います。
サッカーは労働者階級しか話題にしません。
勿論、服装基準も当然違います。

さて米国は階級社会ではないと言われています。
しかし自宅の郵便番号や使用するクレジットカード等に
解りやすい区別が有ります。
これも残念ながら固定化されつつあります。
服装も業種に依るとはいえ区別される基準のひとつです。
資本主義は欧米から発達し現在に至っています。
皆さんが日々着用なさっている背広も欧米で生まれ今日に続いています。
好むと好まざるに依らず、
現代のビジネスマンは海外の経営層との商談、
交渉、交際は避けて通れません。

世界の正しい服装のルールを学ぶ
欧米の彼らは、彼らの価値基準で判断します。
前置きが長くなりましたが、この連載でお伝えしたい事は
世界の正しい服装のルールです。
ビジネススーツには必ず相手がいます。
あなたの印象を伝えるのです。
その選び方・着用の基本をお伝えします。
グローバルなビジネスマンに不可欠な素養です。
世界中で自信を持って業務でのプレゼンテ―ション・交渉。
プライベートでのパーティにも臆せずに参加できます。

また、わかりやすく経済論に例えると
最新の経済論『行動経済学』『神経経済学』などは、
パリやミラノのファッションショウの話題です。
この連載には一切登場しません。

この連載は経済論で言うと基本の基本『ケインズの経済学』です。
つまり服選びの基本の基本です。
興味の有無は関係有りません。
年齢、性別、収入、学歴、性癖(冗談です)は一切関係無く
ご理解頂けます。且つ、ご自身で
一番似合う服選びが可能になります。その上、
必ず人生の楽しみ、幸せが増えます。
是非、最後までお付き合いください。
では、冒頭の写真の解説に戻りましょう。

大げさな話をしましたが男の服装は至って簡単です。
先ずは、自分に合ったサイズを着ることです。
でも意外と皆さんは間違いに気づかずに自滅しています。
元来スーツはオーダーが基本でした。
なぜなら、すべての人間は、体の造りが違います。
左右同じ長さの腕の人間は、いません。
足のサイズも全員、左と右のサイズは違います。
1人1人が違った人生とサイズを持って産まれて来ています。
今回はまず、既製服をベースに解説します。
では我らが師となる1930年代(昭和10年代)の
ジョン・メイナード・ケインズの写真Aをご覧下さい。

ケインズの着こなしから学ぶ
肩と上着の肩が有っているか。
写真は上着の肩が落ちていません。
よく着用時に肩が落ちている方を見受けます。
この写真が正しいサイズ着用例です。

ワイシャツのサイズはネックサイズが基本。
第一ボタンを留めて指が二本程度入るのが正しいサイズです。
上着とワイシャツとネクタイの関係。
サイズの合うワイシャツと上着を着用すると。
上着の袖口からワイシャツが数センチ見えています。
又、少し暗いですが上着の襟から少しワイシャツが見えます。 

上着の襟幅が時代も有って広めです。
ワイシャツの襟も少し大きめとなりネクタイも少し幅広です。
バランスが取れています。
逆に、襟幅が狭ければ、上着も体にぴったり細めになる。
ワイシャツの襟は小さく、ネクタイも細くなりバランスが取れます。

パンツ(古くはズボン)のサイズと適正な長さ。
先ずパンツのサイズはウエストで
本来ベルト無しで止まるサイズが適正です。
ベルトは飾りです。
ベルトで縛らなければならないのは、
サイズが大きすぎます。気をつけましょう。

Bの写真通りに基本の長さはワンクッション。
着用した際に靴の上に
タルミひとつできる様子をワンクッションと呼びます。

この4点をチェックして下さい。
資産運用に例えると外貨建てと短期・長期の視点での運用先も確保し
必要額のみ普通預金に残したベストな状態です。
現在は何事もグローバルな基準を受け入れざるをえません。
今までは国体での優勝を目指せばよかったのです。
参加者は国内だけ。ルールも一種類だけでした。
しかし、現在は、オリンピックでの入賞を目指さなくてはなりません。
ライバルもルールも変っているのです。
ビジネスの服装もグローバルなルールに、
合った服を着用するのが、まず基本です。
では、服への投資はリターンが有るのでしょうか。
答えはイエス。米国債並みのトリプルAでその上、高リターンです。

見た目が変わればあなたを見る目が変ります。
自信が湧きモチベーションも変ります。
海外の人が交渉相手でも明確なノウが言えるようになります。
人生までも変ります。今回はサイズの有ったスーツ、
上着とパンツ、ワイシャツの選び方をお話しました。
できれば修理で自分のサイズに合わせてもらいましょう。
全ての服は、サイズ直しができるように作られています。

大事なポイント「SFC」
次回からは、服選びの要素の3点を順次解説してゆきます。
3点とは1、(S)シルエット、全体のバランスです。
2、(F)ファブリック素材ですね。
人と同じで相性があります。
3、(C)カラー色のイメージと組み合
わせ方です。それにTPOの3点の解説を加えます。
これについてはフォーマル度と呼ぶ
10段階の尺度でまとめますので簡単にご理解頂けます。

3点プラス3点の6点だけです。
シックスポインツメソッドと名付けました。
老婆心ながら、服装に興味が無かった男性が
急に服装に気をつかい出すと一般論ですが。
家族で遺産相続権を持った異性の方々が、
あらぬ疑惑を必ず持ちます。
そのために社内と同じで事前の根回しが功を奏します。

例えば、ネットでこんな記事を読んだので、
僕も素養として服装を変えたいと宣言します。
可能であれば遺産相続権をお持ちの方に
助言をもらえる様に依頼なさるのが最も賢明な根回しです。
全く興味さえ示されない場合は
人生の別の選択肢を選ぶ時期かも知れません。
平均的な家庭であれば協力を獲得できます。
これを望まない方もいらっしゃるかも解りません。

これは最低限の必要悪ですので是非、
根回しをお勧めします。またまた、一般論ですが、
この連載事項を忠実に実施された場合のご注意です。
社内外からの異性の対応が如実に変わるケースが散見されます。

詳細はページの関係でお伝えできませんが、
ご想像の通りです。その様な状況が生じた場合も
著者は何ら責任を負いません。
投資行為同様、すべて、ご自身の自己責任にて
ご対応をお願いします。

次回は、(S)シルエットと題して服装のバランスについてお話しします。
服装に興味の無い皆様でもご存知のブランドだと思います。
奥さんがお持ちの有名バッグブランドのデザイナーです。
女性の服飾に革命をおこした、フランスのデザイナー。
ココ・シャネルの言葉を予告篇としてお伝えします。

『ファッションは建築。全体のバランスが大切』 
では、次回は服装の建築についてです。
お楽しみに、ご同輩。

http://news.goo.ne.jp/article/wedge/business/wedge_5469.htmlより

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“値引きのマツダ”から脱却

2015年11月28日 15時30分29秒 | 学習支援・研究
“値引きのマツダ”から脱却、顧客と近い存在に
「選ばれ続けるブランド」目指す
11月08日 09:41
フジサンケイビジネスアイ

“値引きのマツダ”から脱却、顧客と近い存在に 
「選ばれ続けるブランド」目指す


ロータリースポーツコンセプト
「Mazda RX-VISION」
=東京ビッグサイト(撮影:大竹信生)
(フジサンケイビジネスアイ)


2年に1度の自動車の祭典「東京モーターショー2015」が、
8日に幕を閉じる。自動車各社が
最新技術を駆使した自動運転車やエコカーをアピールする中、
ひと際注目を集めたのが、
次世代ロータリーエンジンを搭載するスポーツカー
「RX-VISION」。
マツダはいまでこそ快進撃を続けているが、
ほんの数年前まで深刻な業績低迷を経験。
販売・マーケティング担当の毛籠勝弘常務執行役員は来場者に向けて、
過去の営業方針を反省して
「皆様に選ばれ続けるブランドを構築する」
などと今後のビジョンを語った。

「何が悪いのか分からなかった」
マツダは2009年に、優れた環境性能や「走る歓び」の提供を目指して、
すべての技術や部品をゼロから新規開発する
「スカイアクティブ・テクノロジー」を発表。
徐々にクリーンディーゼルエンジンが世間に浸透するなど、
ここ数年は販売好調が続き、5日に発表した
15年9月中間連結決算では過去最高益を更新した。
しかし、2001年に大規模のリストラを敢行するなど、
現在の“黄金期”を築くまでに何度も低迷期を味わった。

毛籠氏は過去の不振をこう振り返る。
「どの自動車メーカーも当然、
新車をたくさん売りたいと思うんです。
我々も広島の企業ですが、他社に負けずに
クルマを売ってもっと大きくなりたいと思っていました。
ただ、いい商品は出るけれど長続きしない。
入社以来、ずっと経営の浮沈の繰り返しに悩まされました。
何が悪いのか分からない時期があったんです」。

マツダは2000年に、顧客に「走る歓び」を提供することを目標に
「Zoom-Zoom」という新しいブランド戦略を掲げ、
新商品の販売を始めた。

「ちょうどそのころ、私はヨーロッパに行って
いろんな勉強をする機会がありました。
『マツダはヨーロッパで強いよね』、
などと聞いたことがあるかもしれませんが、
実際は日本と比べてシェアは半分以下なんですね。
だけど、なんとなく存在感があって、
向こうで働いている従業員はみんなマツダが大好きで、
誇りがあるんです。そこであることに気がつきました。
大事な価値観とは、クルマをたくさん売るか売らないか、
会社が大きいか小さいかではないと。
『ブランドの価値が高いか低いか』なのだろうと思いました」

“値引きのマツダ”と決別しなければ
「日本において、マツダはどんなイメージだったのか。
“値引きのマツダ”です。
不名誉で悔しいですが、我々が実際にやっていたことは、
たくさん販売するために、値引きをして
お客様に売りつけるような営業。
デザインや開発チームからすると、
自分たちが神経を注いで作ったクルマが値引きして売られることは、
耐えられないと思うんです。
マツダを買ってくださったお客様も、その次の週、
次の月にさらに値引きが行われるなんて、
やっぱり悲しいことだと思うんですよ。
こんなダメなマツダの営業とは
絶対に決別しなければいけないと思いました」

「そんなときに勇気付けられたのは、
ロードスターの存在なんです。
ロードスターは1989年に発売して今年で26年。
その間、世界中で90万台以上売れています。
売れていると言いましたが、
正確に言うとお客様に選ばれたということです」

“AKB方式”?で顧客と近い存在に
決して営業力があったから売れたのではないという。
「お客様がロードスターというクルマを見つけて、
好きになって選んでくださったから、
26年間もベストセラーでいられるわけです。
買った後も自発的にクラブを組織したり、
ツーリングに行ったり、情報交換をしたり、
クルマのある生活を皆様で楽しまれている。
我々はクルマやサービスを通じて
『走る歓び』を提供することに考え方を変えました。
我々はお客様があっての小さなブランドだし、
本当にマツダにしかできない領域の価値をきちんと提供して、
買っていただいた後も選ばれ続ける、
そういうお客様とのお付き合いができるように、
いま現場の改革に取り組んでいるところです」。

作り手と顧客の距離を縮めることにも注力している。
「我々は小さい会社なので、
よそと違う強みを使わないといけないんです。
開発者が考えている志やスピリットを
できるだけお客様に生で伝えられるように、
販売部員をトレーニングしています。
そして、開発やデザインチームの人たちにもできるだけ、
(イベントなどで)お客様の前に出て説明をしてもらう。
“会いに行ける開発陣”というAKB方式を取り入れています」
と人気アイドルグループを引き合いに、
ユーモアたっぷりに語る。

「過去の“悪行”はきちんと反省」
「たぶん、それによって我々全員がエネルギーをもらえるんですよ。
お客様の顔を見て、笑顔を見て、
もっと頑張ろうという気になるので、
これからもブレることなく着実に進めていきたいと思います。
過去の“悪行”は反省して、
きちんと心を入れ替えて頑張ります」

最後に、「RX-VISION」の市販化に向けた熱い想いを語った。
「これは我々が実現したい夢であり、
ブランドをしっかりと育成しなければいけません。
このクルマは我々のブランド作りに対する決意表明であると考えています。
いまはまだ三合目に届くか届かないかぐらいです。
残りの七合を必ず登っていきたいと思っています」。
(大竹信生)

http://news.goo.ne.jp/article/businessi/business/fbi20151108500.html

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