時の栞

何を見て、何を思い、どう表現したのか。
私の欠片であるコトバで綴った、私自身の栞です。

鬼の跫音(あしおと) * 道尾秀介

2010-01-19 19:41:40 | 読了備忘録
内容紹介
鈴虫だけが知っている、過去の完全犯罪。蝶に導かれて赴いた村で起きた猟奇殺人事件。いま最も注目を集める新鋭・道尾秀介が満を持して送り出す、初の連作短編集!

道尾作品2作目です。
「鈴虫」「ケモノ」「よいぎつね」「箱詰めの文字」「冬の鬼」「悪意の顔」と、
6編の短編が収録されていました。

全編とも、トーンは暗く、不気味なのに、なぜかやめられない。
選び抜かれた凝縮された言葉に不安感を覚え、結末におののき、それでも次を読みたくなりました。

読みやすいし、伏線集めが面白そうな作家さんなので、次は長編を読んでみます。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿