内容(「BOOK」データベースより)
所持金143円、全てを失った男は、深夜のデパートにうずくまっていた。そこは男にとつて、家族との幸せな記憶がいっぱい詰まった、大切な場所だった。が、その夜、誰もいないはずの店内の暗がりから、次々と人の気配が立ち上がってきて―。一条の光を求めてデパートに集まった人々が、一夜の騒動を巻き起こす。名作『ホワイトアウト』を超える、緊張感あふれる大展開。
~*~*~
真保氏の作品は「ホワイトアウト」は映画のみ。
相性が良くなかったのか他の作品は読まずにいましたが、今回はタイトルからして楽しそうだったので読んでみました。
東京の日本橋に本店を構える老舗デパートの創業百年祭で繰りひろげる一夜のお話です。
登場人物それぞれの視点で描かれるのだけれど、その切り替わりが多すぎて俯瞰してしまい、誰かに感情移入するということもなかったです。
また、それぞれが社会批判をするのですが、逆にそれを詰め込みすぎて何を問題としたいのか焦点が定まらない感じ。
もっと徹底してドタバタなお話のほうが良かった気がします。
それにしてもデパートの内部構造がやたら詳しく書いてあって、ここらへんがホワイトアウトを引き合いに出した所以かなーと思いますが、少なくとも緊張感はあふれなかったです。
所持金143円、全てを失った男は、深夜のデパートにうずくまっていた。そこは男にとつて、家族との幸せな記憶がいっぱい詰まった、大切な場所だった。が、その夜、誰もいないはずの店内の暗がりから、次々と人の気配が立ち上がってきて―。一条の光を求めてデパートに集まった人々が、一夜の騒動を巻き起こす。名作『ホワイトアウト』を超える、緊張感あふれる大展開。
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真保氏の作品は「ホワイトアウト」は映画のみ。
相性が良くなかったのか他の作品は読まずにいましたが、今回はタイトルからして楽しそうだったので読んでみました。
東京の日本橋に本店を構える老舗デパートの創業百年祭で繰りひろげる一夜のお話です。
登場人物それぞれの視点で描かれるのだけれど、その切り替わりが多すぎて俯瞰してしまい、誰かに感情移入するということもなかったです。
また、それぞれが社会批判をするのですが、逆にそれを詰め込みすぎて何を問題としたいのか焦点が定まらない感じ。
もっと徹底してドタバタなお話のほうが良かった気がします。
それにしてもデパートの内部構造がやたら詳しく書いてあって、ここらへんがホワイトアウトを引き合いに出した所以かなーと思いますが、少なくとも緊張感はあふれなかったです。