そもそも、トーダルと捨平は太平洋を見るのをそれは楽しみにしていた。
確かに大西洋とちがって、ベラルーシから見ると太平洋は遠い。そしてベラルーシには海がないので、どうしてもあこがれてしまうのである。
私としても
「海ってなあに?」
というベラルーシ生まれのはちの子に、本物の海を見せてあげたいな、という気持ちもあった。
トーダルはウイーンの空港の免税店でウイスキーを買い、
「海岸でこれを開けて、太平洋に乾杯するんだ。」
とわざわざ持参していた。わーれは海の子♪
しかし、天気の関係で、旅程が変ってしまい、1日目に高松観光を入れてしまったため、その日は急いで高知県入りしなくてはいけなかった。宿泊先は「国民宿舎 桂浜荘」である。この宿についてはこちら。
http://www.katsurahama.jp/
この桂浜荘は海辺の高台にあり、窓から海が見える。しかし、到着した頃にはとっぷり日が暮れていたため、海がよく見えなかった。
トーダルはあまりに太平洋を楽しみにしていたので、夕食の後、浜辺に下りて乾杯するとか言い出した。
しかし、桂浜荘はずっと高いところにあって、夜はとても歩いて下りられるような状態ではなかった。
それをトーダルに説明し、「暗くて無理だからやめておくように。」と忠告したら、
「こんなに海を見たいと思っている僕の気持ちを、君はどうして分かってくれないのか。君のだんなは大体、ベラルーシ人だろう?」
と訳の分からない理屈をつけて、反論した。
そのときには、すでに夕食のときに注文した焼酎のため、酔いがだいぶ回っていたものと思われる。
そう、その日の夕食もそれはすばらしいものだった。「黒潮ご膳」なるのが供され、日本人のマーサも初めて鯨の脂身といった珍味を食べさせていただきました。
さすが、高知! カツオのたたき用の醤油が別にあるし、やっぱり、海の幸がどれもこれも新鮮でおいしかったです。(^^) 貝殻に入った料理は貝殻をお土産として持って帰ることに・・・。
トーダルは、また「ベリーベリーナイス。」と繰り返しながら、
「ミンスクにある日本レストランは、本物じゃない! 本物じゃないんだ! これが本物の日本料理なんだ!」
と叫び、捨平は
「当たり前だろ。」
と言っていた。
そのとき、マーサ両親が
「ご飯の後はお風呂だから、アルコールは控えめにするように。」
と言っていたにもかかわらず、高知の地元の焼酎を頼んでしまい、それをベラルーシ人の男どもはけっこう飲んでしまったのである。
その後、海が見える展望浴場へ。女性陣は夜景の見えるお風呂につかって大喜び。
一方、男性陣であるが、私はいっしょに入ってないので(^^;)父から話を聞いたのであるが、お湯につかっている間にトーダルは酔いが回りすぎ、それを自分自身が自覚し、すぐに部屋に戻ると、自ら布団をひいて、すぐに寝てしまった。
この日の宿は大部屋を二つとって、一つは男部屋、一つは女部屋にしていた。
お風呂から上がった後、マーサが男部屋に行ってみると、トーダルはすでに寝てしまっていた。
あれだけ、海が見たいから海岸まで行く、と言っていたのに・・・
しかも、くーくーいびきをかいていた。
ついにベラルーシ人のトーダルも高知の焼酎と、温泉の前に屈服してしまったか・・・。
そして、まだしつこく酒を酌み交わそうとする男二人(マーサ父と捨平)の通訳のため、私も男部屋へ居残らされた。
(それにしても飲みすぎだな。日本酒を京都からしっかり持参しているのも非常に計画的である。)
夜中になって、私は女部屋に戻る。
朝、起きると、トーダルは
「同志1名(捨平)のいびきがうるさくて寝られなかった。」
と言っていたが、絶対にこれは嘘だ。
確かに大西洋とちがって、ベラルーシから見ると太平洋は遠い。そしてベラルーシには海がないので、どうしてもあこがれてしまうのである。
私としても
「海ってなあに?」
というベラルーシ生まれのはちの子に、本物の海を見せてあげたいな、という気持ちもあった。
トーダルはウイーンの空港の免税店でウイスキーを買い、
「海岸でこれを開けて、太平洋に乾杯するんだ。」
とわざわざ持参していた。わーれは海の子♪
しかし、天気の関係で、旅程が変ってしまい、1日目に高松観光を入れてしまったため、その日は急いで高知県入りしなくてはいけなかった。宿泊先は「国民宿舎 桂浜荘」である。この宿についてはこちら。
http://www.katsurahama.jp/
この桂浜荘は海辺の高台にあり、窓から海が見える。しかし、到着した頃にはとっぷり日が暮れていたため、海がよく見えなかった。
トーダルはあまりに太平洋を楽しみにしていたので、夕食の後、浜辺に下りて乾杯するとか言い出した。
しかし、桂浜荘はずっと高いところにあって、夜はとても歩いて下りられるような状態ではなかった。
それをトーダルに説明し、「暗くて無理だからやめておくように。」と忠告したら、
「こんなに海を見たいと思っている僕の気持ちを、君はどうして分かってくれないのか。君のだんなは大体、ベラルーシ人だろう?」
と訳の分からない理屈をつけて、反論した。
そのときには、すでに夕食のときに注文した焼酎のため、酔いがだいぶ回っていたものと思われる。
そう、その日の夕食もそれはすばらしいものだった。「黒潮ご膳」なるのが供され、日本人のマーサも初めて鯨の脂身といった珍味を食べさせていただきました。
さすが、高知! カツオのたたき用の醤油が別にあるし、やっぱり、海の幸がどれもこれも新鮮でおいしかったです。(^^) 貝殻に入った料理は貝殻をお土産として持って帰ることに・・・。
トーダルは、また「ベリーベリーナイス。」と繰り返しながら、
「ミンスクにある日本レストランは、本物じゃない! 本物じゃないんだ! これが本物の日本料理なんだ!」
と叫び、捨平は
「当たり前だろ。」
と言っていた。
そのとき、マーサ両親が
「ご飯の後はお風呂だから、アルコールは控えめにするように。」
と言っていたにもかかわらず、高知の地元の焼酎を頼んでしまい、それをベラルーシ人の男どもはけっこう飲んでしまったのである。
その後、海が見える展望浴場へ。女性陣は夜景の見えるお風呂につかって大喜び。
一方、男性陣であるが、私はいっしょに入ってないので(^^;)父から話を聞いたのであるが、お湯につかっている間にトーダルは酔いが回りすぎ、それを自分自身が自覚し、すぐに部屋に戻ると、自ら布団をひいて、すぐに寝てしまった。
この日の宿は大部屋を二つとって、一つは男部屋、一つは女部屋にしていた。
お風呂から上がった後、マーサが男部屋に行ってみると、トーダルはすでに寝てしまっていた。
あれだけ、海が見たいから海岸まで行く、と言っていたのに・・・
しかも、くーくーいびきをかいていた。
ついにベラルーシ人のトーダルも高知の焼酎と、温泉の前に屈服してしまったか・・・。
そして、まだしつこく酒を酌み交わそうとする男二人(マーサ父と捨平)の通訳のため、私も男部屋へ居残らされた。
(それにしても飲みすぎだな。日本酒を京都からしっかり持参しているのも非常に計画的である。)
夜中になって、私は女部屋に戻る。
朝、起きると、トーダルは
「同志1名(捨平)のいびきがうるさくて寝られなかった。」
と言っていたが、絶対にこれは嘘だ。