そもそも、日本へ行くと決まってからは、どのようにして成田から京都までたどり着くか、という問題があった。要するに飛行機で行くのか、新幹線で行くのか? という選択である。
これについては、飛行機で行くほうが移動が楽で、しかも割安なのではないか、という意見が日本側から出された。しかしそれに対し、まず捨平が
「新幹線! 絶対新幹線だ! だって日本にしかないものだろう!」
とわめき、トーダルがすぐにそれに同調し、地下鉄とチンチン電車と新幹線の区別が全くついていないはちの子ですら
「シンカンセン、シンカンセン!!!」
「時速300キロ!!!」
と騒いだため、新幹線で京都まで行くことになった。
さらに私が
「天気がよかったら、富士山が見られるかもしれない。」
と言うと、
「やったあ、フジヤマ!」「フジヤマ、見たい!」
と騒ぎ出した。
捨平などは職場の同僚から上司にまで言いふらかし、みんなから「絶対、写真撮って来い。」「ビデオを撮れ。」とまで言われた。
しかし・・・実際に新幹線に乗り込もうとするころには、ご馳走でお腹がいっぱいなのと、日本酒と、睡眠不足と時差ぼけのせいで、マーサをのぞくベラルーシ隊全員が
「眠い・・・。」
「限界だ・・・。」
などとつぶやき始めた。
天気は快晴・・・。
「待望の富士山が見えるよ。」
と言ったものの、睡魔に勝てない男ども。
あれだけ、新幹線に乗りたいと子どものように騒いでいたのに・・・
それでも捨平はホームの端まで行って、新幹線の頭の部分と記念撮影したが、トーダルはそれもできず、キオスクで
「これを飲めば目が覚めるはず・・・。」
とコカコーラを購入した。
しかし、ご覧のようにコカコーラの効き目はなかった・・・
もうすぐ富士山が見えるのに! おーい、起きろ!!!
これについては、飛行機で行くほうが移動が楽で、しかも割安なのではないか、という意見が日本側から出された。しかしそれに対し、まず捨平が
「新幹線! 絶対新幹線だ! だって日本にしかないものだろう!」
とわめき、トーダルがすぐにそれに同調し、地下鉄とチンチン電車と新幹線の区別が全くついていないはちの子ですら
「シンカンセン、シンカンセン!!!」
「時速300キロ!!!」
と騒いだため、新幹線で京都まで行くことになった。
さらに私が
「天気がよかったら、富士山が見られるかもしれない。」
と言うと、
「やったあ、フジヤマ!」「フジヤマ、見たい!」
と騒ぎ出した。
捨平などは職場の同僚から上司にまで言いふらかし、みんなから「絶対、写真撮って来い。」「ビデオを撮れ。」とまで言われた。
しかし・・・実際に新幹線に乗り込もうとするころには、ご馳走でお腹がいっぱいなのと、日本酒と、睡眠不足と時差ぼけのせいで、マーサをのぞくベラルーシ隊全員が
「眠い・・・。」
「限界だ・・・。」
などとつぶやき始めた。
天気は快晴・・・。
「待望の富士山が見えるよ。」
と言ったものの、睡魔に勝てない男ども。
あれだけ、新幹線に乗りたいと子どものように騒いでいたのに・・・
それでも捨平はホームの端まで行って、新幹線の頭の部分と記念撮影したが、トーダルはそれもできず、キオスクで
「これを飲めば目が覚めるはず・・・。」
とコカコーラを購入した。
しかし、ご覧のようにコカコーラの効き目はなかった・・・
もうすぐ富士山が見えるのに! おーい、起きろ!!!