バタンガスのタナウアンに大きな野菜市場がある。現地のフィリピン人の友人が野菜の仲買人をやっている。彼らの家族にも会いたかったので、現地の向かった。ブエンディアでJACのターミナルからバタンガス・リパ行に乗る。
バスあるあるだが、エアコンが異常に寒いのだ。なのでパーカーやジャケットを持参して乗車しないとエライ事になる。一度ターミナルで上着が無いことに気が付き、ブエンディアで300ペソ位のロンT買った事もある。なんであんなに寒いのか。
さて乗車してSLEXを通って2時間弱でタナウアンに着く。友人の自宅そばのショッピングモール前で下車。友人宅で奥さんや兄さんやちっちゃなベイビーに会って、奥さんから軽いランチをご馳走になった。
一服後、彼の運転の自動車に同乗して野菜市場に向かった。タナウアンは地の利が良く、東は、高原気候で良い野菜の育つタガイタイ、西は南ラグナのマキリング山周辺、遠くはバナハオ山のさわやかな気候の地域、南は海沿いのバタンガスから野菜が集まり、その上マニラまで高速で2時間以内の距離の為、野菜流通の拠点となっている。マニラの南の台所だ。
日本の野菜市場では交通の利便も良いので早朝には入荷するのだろうが、ここタナウアンでは午後一番ぐらいに周辺から農家からのやっと野菜が集まってくる。午後2時、ジープやトライスキルには人ではなく野菜満載で集結する。買い付けで出ていく車と入荷の車で市場のゲートは超渋滞している。
中に入ると50店舗以上の卸問屋が並び、それぞれがニンニク専門だったり葉物専門だったりしている。中には中国からの輸入品も扱う中国人オーナーの玉ねぎ専門問屋もあった。この場所はまだ少し空きがあり安くは無いけれど日本と比べれば適価の権利を買えば、問屋が出来るらしい。
友人はここで買い付け、主にリパや地元の八百屋等に卸している。