フィリピン再登録

フィリピン3年振り100回目

ハイエース18人乗りの話

2017-09-11 21:08:02 | 日記

交通機関の話。

私は今までカビテには縁が無かった。カビテのガールフレンドもいなかったし、取引先も無い。土地勘が無いのだ。ラスピニャスには何度も行きアラバン‐ザポテロードのムーンウオークやサウスモール、カーボーイグリルなんかは良く分かる。しかしマニラからはアラバン廻りになるので、カビテ方面の距離感が無かった。


グラブタクシーは便利だ。
とにかく行き先を拒否られる事はない。
料金も先に決まる。税金の未払い等なにかともめて居るが便利は便利。

しかし昨年店を作る為にグラブタクシーを多く使用していた時は何度か過剰料金を求められた事が有った。現在はドライバーに時々イラっとされることは有るが、料金については超明瞭会計になった。

当初土地勘も欲しかったし、コスト削減の為にバスやFX(エフエックス)を使った。当時はマラテ界隈に宿を取っていたのだが、バスはブエンディアやコスタルモールからの出発なので、ターミナルまで行くのが渋滞等で面倒なのだ。もちろん別に料金もかかるし。

FXならタフトアベニューのLRT、UNアベニュー駅やペドロヒル駅から乗れるから手軽だ。FXは行き先の札を見て確認して乗車するが、概ね満員になるまで出発しないので、乗り込んでから30分ぐらい待つのはざら。お急ぎの方はお勧めしない。

またFXはハイエースなどに乗合いで人を乗せるワゴンタクシーでご覧になった事もあるでしょう。ハイエースだと18人乗り。前列はドライバー以外2名、2列目3列目4人づつ、後部は向かい合い席で4人づつ。後部座席は後部ハッチバックドアーを空けてしかしながらFXは車内がギュウギュウになり隣に女子が来ればラッキーだが、ワキガ香ばしい野郎の腕がくっつく時はげんなりする。これがNGの方もお勧めしない。

私は自動車の事はさっぱり判らないのだが、あの乗客の重量を支える為にサスペンションやショックを強化しているのだろうか?
カビテックスを恐ろしいスピードで突っ走っているのを見るとぞっとする。

乗車時に降りる場所を聞かれて前金にて支払う。イムスまで50ペソ。降りたことは無いがダスマだと75ペソ位かな。当店ご来店時には店に一番近いの「イムス・セブンイレブン前」と言ってください。

ちなみに私もずーと何でFXって言うのか疑問だったが、トヨタのFXと言う車種が最初に乗り合いワゴンに多く使用されたのが始まりとの事。古い車種だけどたまに今でも見かけます。

(写真はトヨタFX)

つづく

 


工事費を40%削減

2017-09-10 15:13:24 | 日記


工事の見積もりが始まった。モールから紹介された工事業者から見積もりを取った。300,000ペソと材料費は別との事。

私は相場がわからないのでゴーイングに訊くと、かなり高い印象らしい。

更にゴーイングが地元を色々取材しても皆高いと感想が出たらしい。
ゴーイングからもっと調べてみると返事をもらい更に取材を続けた。
そして取材中あるトライシクルドライバーから情報をゲット。良い大工さんがいるらしい。

大工さんは職人を入れて70,000ペソと材料費で良いと言ってくれた。

資材材料はモールの工事業者の場合は仕入れなので更にマージン乗る。
しかし彼は工事材料は我々が直接材料屋から購入して良いとの事。

彼は現在我々の仲間になってくれ、現在では当方の工事部門担当として我々が受注コーディネートした他の店舗の内装工事を担当してくれている。出会いが大事とつくづく思う。

結果材料費は全部で300,000だったので全部で370,000ペソ。恐らくそのまま頼んだら700,000ペソ程度掛かっていたかもしれない。

工事は夜9時から始まり朝方まで続いた。今は我々のチーフマネージャーとして社員になってくれているゴーイングが工事に深夜まで立ち会ってくれた。夜中2時頃に翌日必要な材料を大工チームから注文を受け、翌日金物やペンキ、タイルから電線に至るまで購入しに行き、翌工事開始時に搬入してまた深夜の工事に取り掛かるのだ。

人に助けられ感謝感謝。今は皆仲間。

(写真は工事の写真)

つづく


フィリピンでも知的財産権はある。。一応。

2017-09-09 22:36:01 | 日記

現地に着いたゴーイングはショッピングモールのオーナー会社との交渉に入った。最大の問題は本当のスケルトンのままで、壁がまだ出来ておらずまずはモールサイドの工事の完了を待って当方の店舗の工事になる。当然しばらく開店出来ないので、工事完了後営業開始時から家賃を発生開始にしてもらわなければならない。

ところでオーナーは3人いてメインオーナーは中国人だ。そしてイムスの市長もオーナーの一席だ。こちらからするとなにかと今はやりの「忖度」も期待できる、かな?
ま、フィリピンらしい政治とビジネスが一体化して、昭和の自民党政治みたいな感じとも言える。。

店舗名の決定も急がなければ登録が出来ない。CT SIZZLING(Cavite via tokyo)など出てきた。最終的には時間が無いのでシンプルに日本食とフィリピン料理にこだわらず提供する為にMIX SIZZLERS ミックスシーズラーズとなった。早速DTIに提出。DTIでお店のライセンスを受ける。Department of Trade and Industry (Philippines)は、飲食に関わらず事業を開始する時に登録を義務付けられる。登録料は約2000ペソ程度だった。
特に登録名同名の登録者が有れば使用できない。注意が必要なのが似たような名前でも後に問題になる事が有り面倒だ。
一度希望の名前が取れても後に使用できないと店舗の看板から何まで作った後に変更する事になり余計なコストも発生する。
DTIのホームページで検索し似たような名前を調べて確認が出来る(写真)。これはintellectual property protection いわゆる知的財産権の保護の目的だ。

(写真はDTIの名前重複検索ページ画面)

つづく


シシグsisigをメインに

2017-09-08 18:50:52 | 日記

ゴーイングのシシグは格別に美味いのだ。豚耳を使っている。細かい事はゴーイングの企業秘密だが、美味い。チンチンに冷えたサンミグと合わすと最高だ。

シシグの店が第一候補。

シシグはステーキ用鉄板に乗って出て来てジュージュー言ってるところを、割り入れた卵と手早く混ぜる。湯気が上がって、たまらん訳です。とにかく私が好物なのだ。

よし、鉄板料理をメインにしよう。

決めた。

フィリピンや英語圏では鉄板系をシーズリングと言う。シーズリングは英語でジュージュー言ってる様。シーズリングを店名に加える事が決まった。○○シーズリングとか。

ゴーイングが餃子、トンカツ、生姜焼きもメニューに加えたいとリクエストがあり、同意した。

日本の仕事が片づかない私に先立って、日本からゴーイングにフィリピンに飛んでもらう事になった。

 (写真は支店で出している小サイズのSISIG)

つづく


居酒屋?ラーメン?フィリピン料理?

2017-09-07 21:44:30 | 日記

「で、何料理やる?」

店は決めたけど、何やるか決めてない。
居酒屋?ラーメン?
第一日本料理かどうかも決めてない。

ここで案件を持って来てくれた友人の話し。

15年ぐらい前に西葛西のppで客と担当者の付き合いがスタート。そして今まで。いわゆる腐れ縁。

彼女をゴーイングと呼ぼう。なぜゴーイングかと言うと、子供の時に外に遊びに行ったきり帰って来ない。鉄砲玉。それでニックネームがゴーイング。お母さんや伯母さん達どころか、ちっちゃな姪っ子甥っ子までゴーイングと呼んでる。

私は学生時代にアルバイトで飲食店で少し働いた事は有ったが、現在は飲食業は未体験。全くの素人。
私が主導するよりセンスのある人に任せる事にした。で、私はゴーイングに全権を任せた。ゴーイングは料理が上手い。フィリピン料理は当たり前で日本料理はブリ大根まで完璧にこなす。マネージメントは未知数だがメニュー全般、センスも良いから店舗のデザイン等も頼もう。それからゴーイングはラスピニャスに自宅を持っているので、カビテはロケーションも近い。

今回初期投資は極力抑えたい。
自分なりに費用対効果を考察した。
店舗形態。日本料理屋や居酒屋をやる選択は無理が有ると思った。結構シンプルで、フィリピン在住の日本人とフィリピン人の人数を考えたらフィリピン人の方々にお客様になって頂いた方が成功の確率は上がる。その上マカティ等で日本料理屋はフランチャイズで既に多くの日本の有名トンカツ店や有名ラーメン店が進出している。彼らと資本力の差は歴然で日本料理では当方は相手にならない。
色々検討して日本料理とフィリピン料理のMIXなお店にする考えに我々は傾いて行った。

去年の3月の終わりごろの話だ。

(写真は本店サンミグライト6本バケツ+SISIGレギュラーサイズSET:280ペソ)


つづく