☆2024年1月現在、55歳4ヶ月の働く独身女として一応、「普通」の貯金が出来ている。
資産形成系の動画での「50歳代独身の金融資産の平均値中央値」みたいなのを信じれば、中央値も平均値もクリアできている。
だからと言って来月からセミリタイアして大丈夫か?ってのは別問題だけど。
やるしかないのでそこは考えないようにする。
で。私が今までに「これをやっていなかったから貯められた」ってことを語ると、下記のようになる。
1:保険に入らなかった。
ベストオブベストの理由。保険は入らなくても大丈夫という生き証人。
「保健こそ神」という世代の私が、よくぞ入らずにいられたと思う。
職場の昼休みには、パンフレット携えた保険のおばちゃんの猛攻撃もあった。
一応見積もりを出してもらったことがあるけど、不安に駆られてあれここれもと特約を盛り込むと、手取り24万円のうち3万円くらいが保険料になった。
それは無理!
当時も「貯蓄型」「10年に一度10万円返ってくる」とかのサービスもあったけど、同僚が言ってた一言に冷静になった。
曰く、
「保険て一度入ると不安で入り続けちゃうんだよね」
と。
その心理がよく分かり、「だったら入らなければいいじゃん」と極論に走った。
極論だけども正しかった。
だって独身だし、私が死んだ後に生命保険の受け取り相手いないし。
病気になった時の医療費ってのが、ちょうど病院に勤務していたのもあり、どれくらいかかるか分かっていたのが大きい。
そして私がいきなり抗がん剤だの手術だの放射線治療だのの高額医療を受ける可能性?どれくらい?と考えると、かなり低いと算盤を弾いた。
がんになるとしても中年以降だろう。
だったらその分貯金でいいじゃん?……と思い、保険には入らなかった。
「保険に入るよりガンにならない予防特化型の生活を頑張ろう」
そう思って(不規則三交代激務でも)頑張ったら、今のところ発癌していないので賭けに勝った!と思う。
私見だけど、癌は早期発見できて早期治療に踏み切らないと、しんどいだけで治らんやんと思う。
生きている(だけでいい)時間を少し長引かせることはできるけど、と思ってた。
で、55歳でこれから発癌しても、もう寿命ってことでいい。
無茶な高額治療はしないで、緩和療法で苦しくなかったらいいと腹を括っている。
できれば安楽死お願いしたいんですが〜、Drキリコおらんかな〜。
結論、「いつか使うための医療費」として貯金ができたので、これからも保険には入らない。
2:車を買わなかった
私の地元は田舎で、「車がなかったら生活できない」と言われる地域だった。
それでも私は車を持たず、それで別に困らなかった。
車に酔うというのもあったけど、事故を起こしての賠償金だの裁判だのが怖かった。
あんなん私が操縦したら走る凶器やんか。
そして税金がエグい。車検代も高い。
「車が無くてもできる範囲の生活をすればいい」
こういうスタンスで生きてきたら何とかなった。
だっていざとなったらタクシー使えばええやん?
そんなこんなで車に金をかけない生活ができた。独身子無しだからできたのかもね。
3:恋愛結婚マウント合戦に参戦しなかった
もし私が大学に行っていてサークルに入り、男女のキャッキャウフフなキャンパスライフでのマウント合戦に参戦していたら、今もう生きていないだろうと思う。
若い女としての価値のある時代、ちょうどバブルだった。
そこで私は大学進学より国家資格で生きる決意をしたので、某公立看護学校に進学した。
そこで1日24時間中26時間勉強の3年間を送ったため、キャッキャウフフなどのキラキラ系女子と戦わずにすんだ。
元より恋愛脳ではない私だけど、当時もし同世代男女混合のモテ合戦に参戦してたら、雑兵中の雑兵でさぞ惨めな毎日だったと思う。
それを無理やり底上げしようとして、過度なダイエットやエステやファッションや美容整形に手を出して、モテない自分を作り替えていたかもしれない。
根本的に男女の恋愛に興海がないところに気づかず、
「負けたくない」
「惨めな思いをしたくない」
「勝ちたい」
みたいな動機で、金を使いまくり借金しまくり騙されまくり……で、風俗まで落ちていた可能性もあった気がする。
結婚マウント、玉の輿マウント、子供マウント、現役で女マウント……とどこまでも見えない敵と戦い続け、2ちゃんまとめサイトのネタになっていたと思う。
55歳で独身でファッション美容に金をかけない私を笑う人もいると思う。
我ながら「それはどーよ?」とツッコミが入る時もある。
それでも「ウシジマ君ルート回避」できたのならいいと思う。
4:その他
その他、一時期ハマったアプリゲームの課金やエステ整体で、毎月数万円消費していた。
これらは当時必要だと思っての浪費で、後悔はしていないし撤退を見極められたから良しとしたい。
今ではアプリゲームはしていない(いつかは消えちゃうからね)。
整体もめっちゃ効果はあったけども毎月数万円は痛い。貯金すべきと舵を切った。
ファッションも「制服化」でシンプルに定番化して、流行りの物は捨てた。
ブランドは元より興味がないし、むしろ高いものは詐欺師ホイホイになるのであえて選ばない。
こんな感じで、資産形成ができている。
<結論>
「自分の性格に合った出費が一番納得できるしストレスが溜まらない」らしい。
オタクだけどオタグッズは買わず、気に入ったもの納得したものしか買わず、他人の評価などどうでもいい。
誰に言われたわけでなく、この結論に早期に辿り着いていたおかげで、無駄金を使わずに済んだらしい。
一番大きいのは、
「親の意見を捨てた」
ところだと思う。
保険だの身の振り方だの色々と、親の意見ていう呪縛はとても重い鎖だ。
実際若い同僚が、親が言うからと数万円の生命保険(親の受け取り)に加入している。
「解約していいと思う」と進言したが、その子はできないという。
私より年上の同僚でも、「親が言うから」の呪縛で言いなりになっている。
親の意見を取り入れずに自分の価値観を信じて生きるのは、間違っていないと思う。