「きゃ~っ、ボレスワビェツ!」
「読売新聞」夕刊(9月30日付)で
ポーランド食器が取り上げられていました!
ナビゲーターは、輸入販売会社マネージャー小林愛氏です。
ご覧のように、取り上げられた食器は、どれもラブリ~♫
「見ているだけでワクワクします」とのナビゲーターの言葉に、
ウン、ウンとうなずきながら読みました。
で・・・久しぶりに、ポーランド食器を使って、
アタクシも、珈琲をいただいておりますw
ポーランド食器は産地の名をとり
「ボレスワビェツ陶器」と呼ばれており、
アタクシは、その名前に親しんできましたが・・・
今は、代表的メーカー「セラミカ・アルティスティッチナ」からの
「セラミカ」の方が、通りが良いかもしれません。
記事でも、そのようにして紹介されています。
ポーランドは、大好きなショパン様の故郷・・・
2010年、生誕200年の年に、母とポーランドへのツアーに参加しました。
出発前、ガイドブックで出会った、ボレスワビェツに一目惚れ・・・
お土産は、コレ!と決めたのに・・・
どこにいっても、ちっとも見かけません。
最初に滞在した首都・ワルシャワ駅前の
大きなショッピングセンターで尋ねても、扱いがないとのお答え。
絶対にあるであろうと、踏んでいたクラクフでも見かけません・・・
クラクフは古都、日本で言えば京都みたいな街で
観光客もたくさんいるうえ、大きなマーケットもあるのに・・・
そこで、ツアーの現地ガイドさんにお願いして、
すこし離れたお店に連れて行ってもらうことにしたのです。
ほんの数十分と限られた時間で、
ガイドさんは気が気ではなかったでしょうが・・・
わたしと母、やっぱり「ボレスワビェツが欲しい!」という
ひとり参加の女性と三人が、ガイドさんに、ついていきました。
ああ、でも、その店でも・・・品物がないんです。
出してくれたのは小さな皿が一枚と、
一人用・ポットとカップ&ソーサーのセットが2つだけ。
そんな状態でも、お店の売り子さんは、片言の英語で、
「模様はsponge(海綿)でスタンプのように押してつける」
「伝統的な柄が多い」を、説明してくれました。
結局、母が、年配者だから・・・wと譲ってくれ、
ポットセットは女性と私が買い、
自分は小皿でガマンしてくれたのでした。
10年も前のことなので、今は、そんなことがないかもしれませんが・・・
「どうして、ガイドブックに出ているくらい、有名な食器が、
こんなに売っていないのだろう?」と三人で話したものです。
当時のポーランドは、まだ旧ソ連の名残の建物が
街中で暗い影を落していたくらいで・・・
流通もうまくいっていないのだろうと、結論した出来事でした。
思うに任せなかったポーランドでの買い物・・・
実は日本で扱っているお店が自由が丘にあることに気づき、
何度か眺めにいきました。
けれど・・・お高いこと、お高いこと!
私の記憶の中の4倍くらいはして、買う気になれませんでした。
ポーランドには、何年か後に、個人旅行で、
もう一度行こうと決めていましたから・・・
そのときに、ゆっくり選んで買いたいと、思っていたせいもあります。
その後、いつのまにか、日本でも「ボレスワビェツ」は大人気となり、
旅行社では、ポーランドで雑貨めぐりをテーマとする
ツアーも目にするようになりました。
わたしの「ショパンさま愛」は変わりませんが・・・
ポーランドを旅するチャンスは、逸し続け・・・
そうこうするうちに、このコロナ禍。
アラカンの今、ポーランドへの旅は、
優先順位が低くなっちゃったかな・・・w
母が譲ってくれた、ボレスワビェツのポットセット。
ぽってりとした陶器のカップは、手のひらにすっぽり収まるよう・・・
これから寒くなる季節、今年も大活躍してくれるはず・・・
旅の想い出と共に、これからも大切にするつもりです♫