![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5e/68/ab3900839526c6dd8973b707a1a4c4a8.jpg)
数年前の講演で、お城の研究者さんが
「将来、息子が私のPC画像を開いたとき
『オヤジって何していたの?』と呆れると思うんです、
原っぱと藪の画像ばっかりですから」と苦笑なさいました。
ウチの画像も同じく、原っぱと藪ばかりです・・・😓
中世に造られた「土の城跡」は
どこを撮っても、
似たような藪や原っぱになってしまいます😆
たとえば、(↓)下の画像なんて、
竹藪にしか見えませんよね・・・
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/66/c7/5c10a10d7d3dafb3df8b98cbfd9bccba.jpg)
ここは、横浜市の小机城。
ちょこちょこ出かけられる気軽な城跡ながら
登城の度にワクワクします♥
上の竹藪の画像も、
実は巨大な「空堀(からぼり)」の跡。
下から見ると、こんな感じです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0e/18/d7c7ec0e71db2b8b77b031a24c8e5214.jpg)
敵の侵入を防ぐため、地面を掘って溝にしています。
山城では難しいので「空堀(カラボリ)」ですが、
これに水を張れば、いわゆる「お堀」。
皇居(江戸城跡)等でお馴染みですね♫
今は何百年もの土砂が積っていますが
当時は、もっともっと深かったはず・・・
うひゃあ~😍 、と、いつも感嘆。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/65/ea/d80b30e14569642df3e87f172622ccad.jpg)
「土の城」めぐりでは、上の「縄張り図」を手に、
遺構を確認していきます。
(西股総生氏作成 『神奈川中世城郭図鑑』戎光祥出版より)
縄張り図の通りに、
遺構を確認できたときが、たまらんのです・・・
宝探しの地図を持っている気分♥
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/d6/d2bf24a9e4d61eb00408b99d7dcbd6d9.jpg)
また、現在の小机城は上・画像のように、
第三京浜道路が城内をぶっち切っており・・・。
(上の画像の枠は日産スタジアム)
もともとは、15世紀に築城された後、
小田原北条家の支城として
武蔵国支配のための重要な拠点でした。
その当時の様子を
わたしたち素人が想像するのは、もはや無理・・・
(高速道路がブッチですしね)
そんなとき、いつもお世話になるのがコチラ!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/45/ac30087170e0dd67ad2b4df8c418ae65.jpg)
香川元太郎先生のイラストです!
文献史料や発掘調査の成果などから
専門家の先生方と考証を重ねた上で
描かれているとか。
小机城だって、ご覧あれ~~♫
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/47/f1/dedf7a040f3b364660719eb755c58328.jpg)
イラストは豊臣秀吉との合戦に備えている時のもの。
領地の農民も槍などの武器をもって並んでいる様子が
描かれる、細やかさです
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/53/d3/e856477ad064339e03eff70b33aec7c6.jpg)
『日本の城』(学研)のあと、
「他の城のイラストも欲しいね~」と話していたら
出ていたんです、『戦国の城』(ワンパブリッシング)!
「しまった、気がつかなかった!」と
即・購入!
さっそく、二冊並べて、ニマニマしています。
・・・と、あれこれ書きましたが、
夏は「土の城」歩きには向かないんです。
植物が鬱蒼としちゃうでしょう?
繁った枝で視界も遮られて、
遺構なんて、ますます見えませ~ん。
しばらくは「近世の城」、
(ざっくり言って天守閣がある<あった>城跡)
歩きを楽しみます♫
******************
おつきあいいただき、どうもありがとうございます。
気がつけば学校は夏休み、7月も後半・・・
関東の梅雨も明けました。
この夏、どうぞ「優しい風が吹きますように」
一言ずつ添え書きするにはあまりにも大量のお写真ですもんね…🥺お子さんの想像力に任せましょう笑
ご返事が遅くなってごめんなさいね。
あ、やっぱり、「竹藪」ですよね~~w
たぶん、城好きのおうちは、みんな同じ画像をかかえているはず・・・
想像力、相当、磨いてもらわないとね!!