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城歩きの味方♫

2023-07-23 | おでかけ
数年前の講演で、お城の研究者さんが

「将来、息子が私のPC画像を開いたとき
『オヤジって何していたの?』と呆れると思うんです、
原っぱと藪の画像ばっかりですから」と苦笑なさいました。


ウチの画像も同じく、原っぱと藪ばかりです・・・😓 

中世に造られた「土の城跡」は
どこを撮っても、
似たような藪や原っぱになってしまいます😆 

たとえば、(↓)下の画像なんて、
竹藪にしか見えませんよね・・・



ここは、横浜市の小机城
ちょこちょこ出かけられる気軽な城跡ながら
登城の度にワクワクします♥

上の竹藪の画像も、
実は巨大な「空堀(からぼり)」の跡。
下から見ると、こんな感じです。



敵の侵入を防ぐため、地面を掘って溝にしています。

山城では難しいので「空堀(カラボリ)」ですが、
これに水を張れば、いわゆる「お堀」。
皇居(江戸城跡)等でお馴染みですね♫


今は何百年もの土砂が積っていますが
当時は、もっともっと深かったはず・・・
うひゃあ~😍 、と、いつも感嘆。




「土の城」めぐりでは、上の「縄張り図」を手に、
遺構を確認していきます。
(西股総生氏作成 『神奈川中世城郭図鑑』戎光祥出版より)

縄張り図の通りに、
遺構を確認できたときが、たまらんのです・・・

宝探しの地図を持っている気分♥



また、現在の小机城は上・画像のように、
第三京浜道路が城内をぶっち切っており・・・。
(上の画像の枠は日産スタジアム)

もともとは、15世紀に築城された後、
小田原北条家の支城として
武蔵国支配のための重要な拠点でした。

その当時の様子を
わたしたち素人が想像するのは、もはや無理・・・
(高速道路がブッチですしね)

そんなとき、いつもお世話になるのがコチラ!



香川元太郎先生のイラストです!

文献史料や発掘調査の成果などから
専門家の先生方と考証を重ねた上で
描かれているとか。

小机城だって、ご覧あれ~~♫



イラストは豊臣秀吉との合戦に備えている時のもの。
領地の農民も槍などの武器をもって並んでいる様子が
描かれる、細やかさです



『日本の城』(学研)のあと、
「他の城のイラストも欲しいね~」と話していたら
出ていたんです、『戦国の城』(ワンパブリッシング)!

「しまった、気がつかなかった!」と
即・購入!
さっそく、二冊並べて、ニマニマしています。


・・・と、あれこれ書きましたが、
夏は「土の城」歩きには向かないんです。

植物が鬱蒼としちゃうでしょう?
繁った枝で視界も遮られて、
遺構なんて、ますます見えませ~ん。

しばらくは「近世の城」、
(ざっくり言って天守閣がある<あった>城跡)
歩きを楽しみます♫

******************

おつきあいいただき、どうもありがとうございます。

気がつけば学校は夏休み、7月も後半・・・
関東の梅雨も明けました。
この夏、どうぞ「優しい風が吹きますように」


コメント (2)    この記事についてブログを書く
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2 コメント

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Unknown (pukutaromama)
2023-07-23 08:30:29
確かに、ぴあ野さんの説明がないとただの『竹藪』…!
一言ずつ添え書きするにはあまりにも大量のお写真ですもんね…🥺お子さんの想像力に任せましょう笑
返信する
ままさま (ぴあ野)
2023-07-25 09:18:28
コメントをどうもありがとうございます。
ご返事が遅くなってごめんなさいね。

あ、やっぱり、「竹藪」ですよね~~w
たぶん、城好きのおうちは、みんな同じ画像をかかえているはず・・・
想像力、相当、磨いてもらわないとね!!
返信する

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