はなしのひろば

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時代劇で不正を正す

2020年03月21日 19時04分55秒 | Weblog
「蛍草」菜々の剣、原作は葉室麟による長編歴史小説。テレビドラマ化されたもので見る。ストーリーも仇討のかたちで御前試合、直訴、藩内の不正を正すといったエンディング。16歳の菜々を17歳の清原果那が初々しく演じる。陥れられた父の仇がいわゆる権力者の腰巾着。これと癒着した旧態然の権力者が自ら改革することのむづかしさが伝わる。代替わりの若手藩主が直訴を受けて先代を乗り越えていくものだ。

プライド高く、女性が陥れられた者の救い手となる、アンデルセンの物語にも雪の女王に連れ去られた幼馴染のカイを救う女の子ゲルダの物語がある。胸のすく話。ぜひ、現代女性にこれを期待したいが。最後、菜々と奉公先の主人と結ばれる素敵な結末となっている。

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