モジリア

74歳のブロガー。ギネスを目指す!(^^)!
おじさんが読む「赤毛のアン」

啓蟄の日だった

2012年10月02日 | 詩に至る病

12・10・2

毎朝地下の売店で新聞を買うのが日課だった。

その日も

何時ものように新聞を買ってベッドの上で読んでいた。

 

囲み記事で「今日は啓蟄の日」とある。

 

土中深く 冬を耐えていた虫たちは

春の気配を感じて 蠢きだす日

春を感じて…春を感じて…

 

何だかうれしくなった。

氷ついたような私の運命も遠くの方で

コツッ、コツッとゆっくりと

微かな、微かな足音が聞こえた。

強くなりたい

強くなりたい

本当に強くなりたかった

病が詩に至る出発点だった。


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