13・2・24
― 知っているだけだった六つの力 -
心身統一法では
潜在的にある無限の力を発現させるには大きく分けて
体力、胆力、精力、判断力、断行力、能力の
六つの力である、と教えている。
六つの力が分かったようで分からない。
潜在的にある無限の力を発現させる
六つの力はどのような働きがあるのか、
漠然と考えるだけ、
具体的には何にもアクションを起こしていなかった。
偶々地域新聞に習志野市在住の
新井田晃(74)さんを取り上げることで分かったことがある。
元東京都の中学の英語の先生であり、校長であった
新井田さんは胃潰瘍と胃下垂に悩まされ、虚弱体質だった。
50才近くになって、
体力を付けるためにジョギングを始めた。
ジョギングがマラソンになり、
定年後は国内各地の市民マラソンを走り、
やがて国際マラソンに参加、
国際マラソンに参加することに生き甲斐を見出し、
70か国以上の国際マラソンを完走している。
体力を付けることで始めたジョギングが
潜在的にある能力を活性化し、
意欲的にしている例を目の当たりに見た思いだ。
体力を付けるために始めたジョギングが
斯くの如くの広がりを見せている。
体力だけではなく、胆力、精力、判断力、能力も
付随的に獲得しているのであろう。